国内旅行業務取扱管理者の過去問
令和5年度(2023年)
国内旅行実務 問12

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和5年度(2023年) 国内旅行実務 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

全日本空輸の国内線において、次の航空便を利用する場合における以下の設問に該当する答を、選択肢の中から1つ選びなさい。

(注1)旅客が所持する航空券は、利用する航空便の該当運賃での座席予約がなされているものとする。
(注2)座席予約の変更を行う場合において、変更の申出時点における変更先の航空便の該当座席に空席があるものとする。
(注3)座席予約の変更、座席予約の取消し、航空券の払戻しは、旅客の都合によるものとし、その申出は、航空会社の事業所の営業時間内に行うものとする。
(注4)航空券の払戻しは、当該航空券の払戻期間内に行うものとする。
(注5)年齢は搭乗日現在とする。

ANA FLEX(ANAフレックス)及び小児運賃並びに幼児の無償運送の制度に照らし合わせて、大人1人、満10歳の小学生1人、満2歳の幼児2人の計4人の家族が航空機を利用するときの、航空券の購入方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • ANA FLEX 1人分と小児運賃1人分の航空券を購入し、幼児2人は幼児の無償運送の制度を利用する。
  • ANA FLEX 1人分と小児運賃2人分の航空券を購入し、幼児1人は幼児の無償運送の制度を利用する。
  • ANA FLEX 2人分の航空券を購入し、幼児2人は幼児の無償運送の制度を利用する。
  • ANA FLEX 2人分と小児運賃1人分の航空券を購入し、幼児1人は幼児の無償運送の制度を利用する。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題の正解は「ANA FLEX 1人分と小児運賃2人分の航空券を購入し、幼児1人は幼児の無償運送の制度を利用する。」です。

ポイントは座席を使用しない幼児は12歳以上の同伴者1人につき幼児1人が無償になります。

選択肢1. ANA FLEX 1人分と小児運賃1人分の航空券を購入し、幼児2人は幼児の無償運送の制度を利用する。

間違いです。12歳以上の同伴者1人につき幼児1人のため、幼児2人は無償になりません。

選択肢2. ANA FLEX 1人分と小児運賃2人分の航空券を購入し、幼児1人は幼児の無償運送の制度を利用する。

この解答とおりです。12歳以上の同伴者は1人のみなので幼児であっても座席を一つ利用し、一人が無償対象となります。

選択肢3. ANA FLEX 2人分の航空券を購入し、幼児2人は幼児の無償運送の制度を利用する。

間違いです。10歳なので小児運賃適用となります。

選択肢4. ANA FLEX 2人分と小児運賃1人分の航空券を購入し、幼児1人は幼児の無償運送の制度を利用する。

間違いです。10歳なので小児運賃適用となり、幼児は1人分のみ無償運送扱いとなります。よってもう1人は小児運賃が適用されます。

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02

ANA FLEX 1人分と小児運賃2人分の航空券を購入し、幼児1人は幼児の無償運送の制度を利用する。】が正解です。

 

ANAの規定では、大人1名につき、幼児は2名まで同伴可能で、1名は無償で利用できます。(膝上に座ってもらう)

もう1名は座席の確保(航空券の購入)が必要です。

 

よって正しい航空券の購入方法は下記のようになります。

大人(1人):ANA FLEX1人分

満10歳の小学生(1人):小児運賃1人分

満2歳の幼児(2人):無償1人名、小児運賃1人分

選択肢1. ANA FLEX 1人分と小児運賃1人分の航空券を購入し、幼児2人は幼児の無償運送の制度を利用する。

誤った記述です。

 

12歳以上の大人1人につき1名までが無償運送の制度を利用できます。

 

選択肢2. ANA FLEX 1人分と小児運賃2人分の航空券を購入し、幼児1人は幼児の無償運送の制度を利用する。

正しい記述です。

 

選択肢3. ANA FLEX 2人分の航空券を購入し、幼児2人は幼児の無償運送の制度を利用する。

誤った記述です。

 

満3歳から12歳未満の場合小児料金を利用できます。

また、12歳以上の大人1人につき1名までが無償運送の制度を利用できます。

選択肢4. ANA FLEX 2人分と小児運賃1人分の航空券を購入し、幼児1人は幼児の無償運送の制度を利用する。

誤った記述です。

 

満3歳から12歳未満の場合小児料金を利用できます。

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03

正解は、「ANA FLEX 1人分と小児運賃2人分の航空券を購入し、幼児1人は幼児の無償運送の制度を利用する。」です。

 

 

・航空機を利用するのは、大人1人、満10歳の小学生1人、満2歳の幼児2人です。

 

ANA FLEXとは、空席予測数に連動して運賃額が変動する普通運賃です。タイプA~Dの4つの運賃額があり、空席が少ないほど高くなります。変更は何度でもできますが、往復割引はありません

 

*小児運賃適用者は、満3~11歳なので、満10歳の小学生は小児運賃適用者です。

 

幼児の無償輸送について、12歳以上の旅客に同伴された座席を使用しない3歳未満の旅客(以下「幼児」といいます。)については、同伴者1人に対し1人に限り無償です。

 

→この設問の場合、大人が1人なので、満2歳の幼児2人のうち、1人は無償輸送です。

 

 

以上より、ANA FLEX1人分、小児運賃2人分(満10歳の小学生と満2歳の幼児1人)、満2歳の幼児1人は無償輸送となります。

 

選択肢1. ANA FLEX 1人分と小児運賃1人分の航空券を購入し、幼児2人は幼児の無償運送の制度を利用する。

誤りです。

 

幼児の無償輸送について、12歳以上の旅客に同伴された座席を使用しない3歳未満の旅客(以下「幼児」といいます。)については、同伴者1人に対し1人に限り無償です。

 

*設問の場合、大人は1人なので、座席を使用しない1人の幼児に限り無償です。

選択肢2. ANA FLEX 1人分と小児運賃2人分の航空券を購入し、幼児1人は幼児の無償運送の制度を利用する。

正解の選択肢です。

選択肢3. ANA FLEX 2人分の航空券を購入し、幼児2人は幼児の無償運送の制度を利用する。

誤りです。

 

*小児運賃適用者は、満3~11歳なので、満10歳の小学生は小児運賃適用者です。

 

幼児の無償輸送について、12歳以上の旅客に同伴された座席を使用しない3歳未満の旅客(以下「幼児」といいます。)については、同伴者1人に対し1人に限り無償です。

 

*設問の場合、大人は1人なので、座席を使用しない1人の幼児に限り無償です。

選択肢4. ANA FLEX 2人分と小児運賃1人分の航空券を購入し、幼児1人は幼児の無償運送の制度を利用する。

誤りです。

 

*小児運賃適用者は、満3~11歳なので、満10歳の小学生は小児運賃適用者です。

 

*幼児1人は小児運賃、もう1人の幼児は無償輸送となります。

まとめ

ANA FLEX(ANAフレックス)及び小児運賃並びに幼児の無償運送の制度について理解しておきましょう。

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