国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和6年度(2024年)
問70 (国内旅行実務 問20)

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和6年度(2024年) 問70(国内旅行実務 問20) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読み、以下の各設問について該当する答を選択肢の中から選びなさい。

古くから「交通の要衝」として栄えてきた土地では、旅人や商人が行き交うなかで、文化・経済等が発展し、今日においても当時の文化や伝統的町並みが脈々と受け継がれている土地が多く、観光地としても人気を集めている。
海岸と内陸部を結ぶ物資や人の集散地として栄えた( A )は、柳田國男の作品で知られ、「民話のふるさと」として有名である。
江戸時代に幕府直轄地「天領」として栄えた(a)日田では、300年以上の歴史がある「日田祇園の曳山行事」が開催され、絢爛豪華な山鉾が町を駆けめぐる姿は観光客に人気である。また、中山道と飯田街道の分岐点の宿場町として栄えた(b)妻籠宿は、日本で初めて重要伝統的建造物群保存地区に指定されたうちのひとつであり、江戸時代の面影が色濃く残る街並みは訪れる人々を魅了している。
吉野川北岸の撫養街道と讃岐への街道が交差する交通の要衝として栄えた(c)脇町は、藍の商取引で富を築いた藍商人たちの重厚で堅牢な店構えの商家が立ち並び、「うだつの町並み」の通称で親しまれている。

( A )に入る観光地として最も適当なものを、1つ選びなさい。
  • 角館
  • 遠野
  • 酒田
  • 弘前

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は、「遠野」です。

 

「日本の原風景」と言われる景観が残っている地域で、

古くからの伝統やお祭りが大切に受け継がれています。

 

各選択肢については以下のとおりです。

選択肢1. 角館

誤りです。

 

角館(かくのだて)は、秋田県仙北市の南西部に位置する、歴史深い城下町です。

「みちのく小京都」として親しまれ、400年以上の歴史を誇ります。

江戸時代の町割りや武家屋敷が色濃く残り、昔の面影を感じられるのが魅力です。

選択肢2. 遠野

正しいです。

 

遠野(とおの)は、岩手県の東南部に位置しています。

柳田國男の「遠野物語」で知られる民話のふるさととしても有名です。

市内には、「カッパ」や「座敷童子」といった「遠野物語」の世界観を

身近に感じられるスポットが点在しています。

選択肢3. 酒田

誤りです。

 

酒田(さかた)は山形県にあり、日本海に注ぐ最上川の河口に発達した港町です。

江戸時代、商品を売り買いしながら移動する商船群・北前船の往来で賑わっていました。

町のシンボルとなっている山居倉庫は、1893年に建てられ、

北前船で大阪に運んでいくお米の保存倉庫でした。

選択肢4. 弘前

誤りです。

 

弘前(ひろさき)は青森県の西部に位置し、

古くより弘前藩の城下町として繁栄してきました。

江戸時代の武家屋敷などの建物が数多く残る一方、

明治維新後の文明開化の時代に建てられた洋風建造物も数多く残っています。

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