給水装置工事主任技術者 過去問
令和5年度(2023年)
問47 (給水装置の概要 問7)

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和5年度(2023年) 問47(給水装置の概要 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

給水用具に関する次の記述の(   )内に入る語句の組み合わせのうち、適当なものは どれか。

① 甲形止水栓は、止水部が落しこま構造であり、損失水頭は( ア )。
② ボール止水栓は、弁体が球状のため90°回転で全開・全閉することのできる構造であり、損失水頭は( イ )。
③ 仕切弁は、弁体が鉛直方向に上下し、全開・全閉する構造であり、全開時の損失水頭は( ウ )。
④ 玉形弁は、止水部が吊りこま構造であり、弁部の構造から流れが S 字形となるため、損失水頭は( エ )。
  • ア:小さい  イ:大きい  ウ:小さい  エ:小さい
  • ア:大きい  イ:大きい  ウ:小さい  エ:小さい
  • ア:小さい  イ:大きい  ウ:大きい  エ:大きい
  • ア:大きい  イ:小さい  ウ:小さい  エ:大きい
  • ア:大きい  イ:小さい  ウ:大きい  エ:小さい

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この過去問の解説 (2件)

01

① 甲形止水栓は、止水部が落しこま構造であり、損失水頭は大きいです。
 

② ボール止水栓は、弁体が球状のため90°回転で全開・全閉することのできる構造であり、損失水頭は小さいです。
 

③ 仕切弁は、弁体が鉛直方向に上下し、全開・全閉する構造であり、全開時の損失水頭は小さいです。
 

④ 玉形弁は、止水部が吊りこま構造であり、弁部の構造から流れが S 字形となるため、損失水頭は大きいです。

選択肢4. ア:大きい  イ:小さい  ウ:小さい  エ:大きい

こちらが正答肢です。

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02

損失水頭とは、水がバルブや配管を通るときに生じる圧力の損失を指します。

給水用具の構造によって、この損失の大小が変わります。

 

甲形止水栓
甲形止水栓は「落しこま構造」と呼ばれる仕組みで、流れがスムーズではなく障害物が多いため損失水頭が大きくなります。

 

ボール止水栓
ボール止水栓は、弁体が球状で90°回転するだけで開閉ができます。構造が単純で流れを妨げる部分が少なく、損失水頭は小さくなります。

 

仕切弁
仕切弁は弁体が垂直に上下するだけで流路を完全に開閉する仕組みのため、全開時は水の流れを妨げるものがなく損失水頭は小さいです。

 

玉形弁
玉形弁は内部がS字の形状をしているため、水の流れが曲がりくねることになります。流路が複雑になるため、損失水頭は大きくなります。

選択肢4. ア:大きい  イ:小さい  ウ:小さい  エ:大きい

適当です。

まとめ

特に「S字の流れ」や「直線的な流れ」といった特徴は、図を描いて流れのイメージを掴むと理解しやすくなります。 配管の実物や写真を見るのも有効です。

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