危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題 乙4 問192
この過去問の解説 (3件)
正解は「粉末消火剤は粒子が細かいほど燃焼面の被覆効果が大きく、窒息効果が大きくなる。」です。
正しい
たん白泡消火剤は、主成分であるたんぱく質が空気や熱との接触によって分子連結や固化などの変性を起こし、強靭な泡膜を作り出します。この泡膜で可燃物表面を被覆することで、窒息効果を利用した消火を行います。
誤り
粉末消火剤の主な消火原理としては、粉末が熱分解される時の分解物によって燃焼物を覆うことによる窒息効果と、熱分解時に発生したイオンの抑制効果によるものです。そのため、粒子が小さいほど熱分解されやすくなるので、消火効果は大きくなりますが、粒子自体の燃焼面の被覆効果は大きくなりません。
正しい
二酸化炭素消火剤は、空気より重い二酸化炭素で燃焼物を覆うことで酸素濃度を下げて消火します。液を使わないので、電気製品が多い場所や電気火災にも使用されますが、人や動物も窒息する危険があるので、換気の良くない地下街や、無窓階などには設置することができません。
正しい
強化液消火剤とは、濃厚な炭酸カリウムの水溶液であり、凝固点は-30℃~-25℃と低いため、寒冷地での使用に適しています。
正しい
ハロゲン化物消火剤とは、トリフルオロメタン(CHF3)のようなハロゲン化炭化水素ガスを用いた消火剤です。
ハロゲン化消火剤は、ハロゲン化ガスが酸素を遮断する窒息効果と、ハロゲン化物の熱分解によって生成されるハロゲン原子が有する燃焼の連鎖反応を抑制する効果を利用しています。
二酸化炭素消火剤と同様に、電気設備が多いところや図書室で使用されます。
粉末消火剤は、粉末の熱分解物が燃焼物を覆って窒息効果を発揮します。粉末が分解しやすくて、分解物が燃焼物を素早く被覆することにより、消火効果は大きくなります。粒度が単に細かいだけでは、燃焼面の被覆効果は大きくなりません。
正しい
たん白泡消火剤は、牛などの蹄や角などのたん白質を原料として、熱に強く、起泡性が大きくて、可燃物表面被覆により窒息効果による消火能力に優れています。
誤り
粉末消火剤は、粉末の熱分解物が燃焼物を覆って窒息効果を発揮します。消火剤の粉末が分解しやすくて、分解物が燃焼物を素早く被覆することにより、消火効果は大きくなります。消火剤の粒度が単に細かいだけでは、燃焼面の被覆効果は大きくなりません。
正しい
二酸化炭素消火剤は、酸素濃度を低下させて消火します。
正しい
強化液消火剤は、凝固点が-25~-30℃で、寒冷地での使用に適しています。強化液消火剤は、炭酸カリウムの水溶液です。
正しい
ハロゲン化物消火剤は、窒息作用と抑制効果で消火します。ハロゲン化物消火剤は、ハロゲン化炭化水素ガス(ハロン1301、ハロン1211など)を用いた消火剤です。
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