危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問118

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問118 (訂正依頼・報告はこちら)

燃焼範囲の説明として、次のうち誤っているものはどれか。
  • 燃焼範囲とは可燃性ガスが燃焼するために必要なガス濃度範囲のことである。
  • 可燃性ガスの種類によらず、燃焼範囲はすべて同一である。
  • 同一の可燃性ガスでも、温度が高いと燃焼範囲は広くなる。
  • 同一の可燃性ガスでも、圧力が高いと燃焼範囲が広くなる。
  • 同一の可燃性ガスでも、温度が低いと燃焼範囲は狭くなる。

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この過去問の解説 (4件)

01

可燃性の気体(蒸気)が燃焼する蒸発燃焼や分解燃焼は、
蒸気と空気(酸素)が混ざれば燃える というものではなく、
混ざった割合が ある程度の範囲のときに燃えます。

それを燃焼範囲(爆発範囲)といいます。

燃焼範囲は、
可燃性蒸気と空気が混ざった混合気体のうち、
可燃性蒸気がどれくらいの割合になっているかで表します。

ぴったり、この割合になったときに燃える、というのではなく、ある程度範囲があって、
可燃性蒸気がここからここまでの濃度になったときに燃える、というものです。

燃焼範囲内でなければ燃えないので、
可燃性蒸気の濃度が薄すぎても濃すぎても 燃えないということになります。


燃焼範囲は、
可燃性ガス(可燃性蒸気)の種類によって異なります。
また、圧力、温度が高くなると、燃焼範囲が広くなります。

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02

正解は「可燃性ガスの種類によらず、燃焼範囲はすべて同一である。」です。

選択肢1. 燃焼範囲とは可燃性ガスが燃焼するために必要なガス濃度範囲のことである。

【正】

燃焼範囲とは可燃性ガスが燃焼するために必要なガス濃度範囲のことである。

可燃性ガスが空気中での混合率が燃焼範囲に含まれるとき、燃焼が発生します。

燃焼範囲で高濃度の方を燃焼上限界(爆発上限界)、低濃度の方を燃焼下限界(爆発下限界)といいます。

選択肢2. 可燃性ガスの種類によらず、燃焼範囲はすべて同一である。

【誤】

可燃性ガスの種類によらず、燃焼範囲はすべて同一である。

燃焼範囲は、可燃性ガスの種類によって大きく異なります。燃焼範囲が広い物質は、広い濃度範囲で引火・爆発の危険が高い物質です。反対に燃焼範囲が狭い物質は、引火・爆発の危険が低い物質です。

選択肢3. 同一の可燃性ガスでも、温度が高いと燃焼範囲は広くなる。

【正】

燃焼範囲は可燃性ガスの種類だけでなく、

高温・高圧で広く(引火しやすく)なります。

選択肢4. 同一の可燃性ガスでも、圧力が高いと燃焼範囲が広くなる。

【正】

燃焼範囲は可燃性ガスの種類だけでなく、

高温・高圧で広く(引火しやすく)なります。

選択肢5. 同一の可燃性ガスでも、温度が低いと燃焼範囲は狭くなる。

【正】

燃焼範囲は可燃性ガスの種類だけでなく、

高温・高圧で広く(引火しやすく)なります。

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03

燃焼範囲は、可燃物の種類によって異なります。

●燃焼範囲
可燃性蒸気と空気の混合ガスに点火すると、急激に燃焼し、爆発します。このような燃焼・爆発は、混合気体の濃度の割合が一定の範囲で起こります。
この範囲を燃焼範囲といい、混合ガスに対する可燃性蒸気の容量%で表します。
燃焼範囲のうち低濃度側の下限値を燃焼下界、高濃度側の上限値を燃焼上限界といいます。
燃焼範囲の広い物質ほど、また、燃焼下限界の小さい物質ほど引火の危険性が高くなります。

●引火点と発火点
引火点は、その液体が空気中で点火したとき燃え出すのに十分な濃度の蒸気を液面上に発生させる最低の液温です。
発火点は、空気中で可燃性物質を加熱したとき、これに発火源を近づけなくても発火し燃焼を始める最低の温度の事で、着火温度とも言います。

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04

燃焼範囲は可燃性ガスの種類によって異なります。

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