危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問140

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問140 (訂正依頼・報告はこちら)

第4類の危険物に対応する消火器として、次のうち誤っているものはどれか。
  • 棒状の強化液を放射する消火器
  • ハロゲン化物を放射する消火器
  • 霧状の強化液を放射する消火器
  • 泡を放射する消火器
  • 二酸化炭素を放射する消火器

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この過去問の解説 (4件)

01

第四類危険物は全て液体であり、多くは水よりも軽いです。
強化液であっても棒状での放射は危険物を飛び散らせたり燃え広がらせたりする可能性があるので使用してはなりません。

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02

正解は、1です。

消火器の特徴と消火薬剤
① 水消火器 水や水に界面活性剤を添加し消火能力を高め、また不凍性を持たせています。
界面活性剤を添加すると表面張力が下がり、流動性がよくなります。

② 酸・アルカリ消火器
炭酸水素ナトリウム(重曹)に酸(硫酸)を加えると、二酸化炭素(炭酸ガス)が激しく発生します。
このとき、薬液が冷却されまます。

③ 強化液消火器
炭酸カリウムの濃厚な水溶液、比重1.3~1.4、凝固点-25~-30℃と低く、使用温度-20~40℃で、寒冷地の使用に適しています。

④ 化学消火器
外筒用薬剤A剤(炭酸水素ナトリウム)と内筒用薬剤B剤(硫酸アルミニウム)からなります。
使用時にはA剤とB剤が反応し、二酸化炭素を含んだ多量の泡を発生放射します。
放射された泡は粘着性に優れ、冷却作用と窒息作用により普通火災に適応し、燃焼面を覆うため窒息作用により油火災に適応します。

機械泡(空気泡)消火器は、消火剤として、合成界面活性剤または水成膜泡が水溶液として充填され、放射時に空気を混合して発泡します。
拡散性に優れ、普通火災および油火災に適応します。

耐アルコール泡(水溶性液体用泡)消火剤は、アルコフォームともいわれ、タンパクと界面活性剤を主剤とするもので、泡を溶解する水溶性危険物(アルコール、アセトンなど)の火災に使用します。

⑤ 二酸化炭素消火器
圧縮液化された二酸化炭素のガス状放射による窒息効果と蒸発する時の冷却作用を利用します。
密閉された室内では、酸欠状態になる危険性があります。
二酸化炭素消火器の外面は、半分以上が緑色、残りが赤色となっています。

⑥ 粉末(ABC)消火器
リン酸アンモニウムが主成分で、薬剤はサーモンピンク色に着色されています。

⑦ 粉末(K)消火器
炭酸水素ナトリウムが主成分で、薬剤の色は紫色です。

⑧ 粉末(Ku)消火器
炭酸水素ナトリウムと尿素が主成分で、薬剤の色は灰色です。

⑩ 水バケツ、水槽、乾燥砂、膨張ひる石、膨張真珠岩
簡易消火用具として定められています。
水バケツと水槽は普通火災に、乾燥砂、膨張ひる石、膨張真珠岩はすべての火災に適応します。

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03

第4類危険物の消火方法は、窒息消火が一般的です。

霧状の強化液、泡、ハロゲン化物、二酸化炭素、
粉末が使用できますが、
棒状注水は燃焼物が水や強化液に浮いて広がり、
火災が拡大する危険性があるため、使えません。

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04

第4類の危険物は 引火性の液体であり、
可燃性蒸気が発生して燃焼します。

消火方法は、
酸素供給源を取り除く「窒息消火」が適しています。

「冷却効果」は基本的にできませんが、
霧状の強化液を放射する消火器は使用できます。
(棒状の強化液を放射する消火器は使用できない)

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