危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問141
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問題
危険物 乙4の過去問/予想問題 問141 (訂正依頼・報告はこちら)
可燃物と燃焼の形態の組合せとして、次のうち誤っているものはどれか。
- ガソリン、メタノール、ナフタレン ・・・・・・蒸発燃焼
- 硫黄、固形アルコール、パラフィン ・・・・・・蒸発燃焼
- 石炭、ニトロセルロース、灯油 ・・・・・・表面燃焼
- ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン・・・・・・分解燃焼
- 木材、紙、材木 ・・・・・・分解燃焼
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この過去問の解説 (4件)
01
第四類の危険物である灯油が含まれていることから3が誤りと判断できます。
石炭は分解燃焼、
ニトロセルロースは自己燃焼です。
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02
液体の燃焼は、すべてこの「蒸発燃焼」です。
液体が燃えるのではなく、蒸発した可燃性蒸気が燃焼するためです。
固体では、液体にならずに そのまま気体になる物質の燃焼が
この「蒸発燃焼」です。
硫黄、ナフタレン、赤リン、マグネシウム、パラフィン(ろうそくの原料)
などが代表的なものです。
【分解燃焼】
可燃性固体が熱によって分解を起こし、可燃性蒸気が発生して燃焼します。
紙、木材、石炭、プラスチックなどが代表的なものです。
【内部燃焼】
分解燃焼のうち、酸素を含む物質の燃焼を内部燃焼(自己燃焼)といいます。
ニトロセルロース、セルロイドなどが代表的なものです。
【表面燃焼】
可燃性固体が酸化反応して、固体の表面から内部へと燃焼します。
中が赤く燃える木炭が代表的なものです。
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【3が間違い】
可燃物の燃焼形態は次のようになります。
石炭→分解燃焼
ニトロセルロース→内部燃焼
灯油→蒸発燃焼
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03
まず、燃焼の仕組みを押さえてください。
・気体の燃焼→バーナー燃焼、爆発燃焼
後者は、密閉空間における燃焼です。
・固体の燃焼→蒸発燃焼、分解燃焼、表面燃焼
蒸発燃焼は、気化した蒸気が燃焼する現象です。
分解燃焼は、熱分解により生じた可燃性ガスが燃焼する現象です。
表面燃焼は、表面部分から徐々に酸素と反応してすすむ燃焼です。
・液体の燃焼→蒸発燃焼
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誤りは3です。
液体の燃焼はすべて『蒸発燃焼』です。
したがって、灯油は蒸発燃焼です。
また、ニトロセルロースは自己燃焼です。
分子内の酸素を使って燃焼します。
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04
・定常燃焼(バーナー燃焼)・・・炎の位置や形状を制御できる
予混合燃焼は、空気を混合させた可燃性気体を噴出する燃焼
非予混合燃焼は、可燃性気体を噴出するときに空気と混合気体になる燃焼
・非定常燃焼(爆発燃焼)
可燃性ガスと空気の混合気体に点火し爆発的に拡大し制御不能な燃焼の事です。
たとえば、エンジン内のガソリンの燃焼などです。
● 液体の燃焼
可燃性の液体は、液体そのものが燃焼するのではなく、液面から蒸発した可燃性蒸気が空気と混合後、燃焼します。これを蒸発燃焼と言います。
● 固体の燃焼
・表面燃焼
可燃性物質がその表面で、熱分解も蒸発もおこさないで高温を保ちながら酸素と反応する燃焼です。
木炭やコークスが表面燃焼を起こします。
・分解燃焼
可燃物が熱により分解し、このとき発生する可燃性ガスが燃焼するものです。
木材や石炭が分解燃焼を起こします。
また4種の危険物ではありませんが、ニトロセルロースなど、物質中に酸素を有するものの分解燃焼は、自己燃焼・内部燃焼といいます。
・蒸発燃焼
固体の加熱で、熱分解をおこさないで、そのまま蒸発し発生した可燃性蒸気が、空気と混合後、燃焼します。
硫黄やナフタレンが蒸発燃焼をおこします。
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