危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問146

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問146 (訂正依頼・報告はこちら)

次のpHを持つ水溶液で、鉄の腐食に最も影響するものはどれか。
  • pH=4の水溶液
  • pH=6の水溶液
  • pH=7の水溶液
  • pH=8の水溶液
  • pH=10の水溶液

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この過去問の解説 (4件)

01

鉄が腐食するのは、鉄が酸化されて錆びるということです。

酸は 水に溶けると 水素イオンを出します。
pH は 水素イオン指数で、中性では pH=7 です。
pHが小さくなるほど、酸が強くなります。(水素イオン濃度が高い)

数値が小さいほど、水素イオンの濃度が高くなるのは、
pH = X というのは、10の(マイナス X乗)で濃度を表現しているからです。

例えば 
pH=7  は 10^(-7) です。
pH の数値が小さいほうが、実際に表現している数値は大きくなります。

鉄の腐食に 最も影響するのは、
最も酸性度の強い(水素イオン濃度が高い)pH=4の水溶液になります。

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02

鉄は酸により腐食されて溶解します。

pH=7で中性であり、小さいほど酸性が強く、
大きいほどアルカリ性が強いことを表します。

鉄の腐食に最も影響するのは、
酸としての性質が最も強い(最もpHが小さい)
pH=4の水溶液です。【答】

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03

正解は1です。

● 酸化と還元
① 酸化とは物質が酸素と結びつくこと。化合物が水素原子を失うこと。物質が電子を失うこと。
② 還元とは物質が水素と結びつくこと。化合物が酸素原子を失うこと。物質が電子を得ること。

● イオン化傾向
単体の金属が水溶液中で電子を失って陽イオンになる性質をイオン化傾向、金属元素をイオン化傾向の大きい順に並べたものをイオン化列といい、イオン化傾向が大きいほど酸化されやすく強い還元力となります。

←イオン化傾向が『大きい』       イオン化傾向が『小さい』→
LI K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb H2 Cu Hg Ag Pt Au 

(語呂合わせでの覚え方)
理 科 か な、マジ、ある、あ て に すん な ひ  ど す  ぎる借 金 

● 金属の腐食
地下に埋設された金属製のタンクや配管等は、防食被覆等が劣化した部分から腐食します。
鉄の腐食の進みやすい条件としては以下の物が挙げられる。
   ① 温度・湿度の変化が大きい。
   ② 酸性の強い環境
   ③ 強アルカリではないコンクリート中
   ④ 塩分が多い
   ⑤ 異なった金属の接触
   ⑥ 迷走電流の流れる土壌中
一方、電気化学的腐食から防ぐ方法の一つとして、鉄よりイオン化傾向の大きい異種金属と接続することにより防食作用を受けることがあります。

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04

pHは7が中性で7より小さいものが酸性・大きいものがアルカリ性です。
7より離れれば離れるほど腐食する力が大きくなるので答えは1番になります。

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