危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問156
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問題
危険物 乙4の過去問/予想問題 問156 (訂正依頼・報告はこちら)
ガソリンについて誤っているものはどれか。
- 燃焼範囲はおおむね1~8vol%である。
- 揮発しやすく、水に溶けない。
- 極めて引火しやすい。沸点、引火点が低く蒸気比重が大きい。
- 電気の不導体のため、流動などの際に静電気を蓄積しやすい。
- 炭素数が2~6の炭化水素の混合物で主成分はヘキサンである。
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この過去問の解説 (5件)
01
1番:正しい
ガソリンの燃焼範囲は1.4~7.6%なので、正しい記述となります。
vol%は、体積の%割合ということを明示して表す単位です。
2番:正しい
ガソリンは揮発性が高く、水に溶けない非水溶性液体なので、正しい記述となります。
3番:正しい
蒸気比重とは、気体の体積当たりの重さを表しており、常温常圧の空気の蒸気比重を1として基準にしています。蒸気比重は数値が大きいほど、体積当たりの重量が重いということを表しています。ガソリンの引火点は-40℃以下、沸点は40℃と低く、蒸気比重は3~4と大きいため、正しい記述となります。
ちなみに、第4類に分類される危険物の蒸気比重はすべて1以上となります。蒸気比重は危険物の分子量にほぼ比例するため、第4類の中で最も分子量が小さいメタノールでも分子量は32であり、空気の平均分子量の約29よりも大きくなるからです。
4番:正しい
ガソリンは電気の不導体のため、不導体のホースの中を流動する際には静電気が発生しやすい性質があります。このため、ガソリンスタンドなどで給油するホースには、金属のアース線が組み込まれており、静電気を逃がしやすい構造となっています。
5番:誤り
ガソリンは混合物であり、主成分は炭素数が6のヘキサンですが、炭素数が2のエタン、エチレン、アセチレンは沸点がそれぞれ-89℃、-103.7℃、-84℃であり、常温常圧では気体のため、液体のガソリン中には含まれません。
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02
消去法でも解答できるでしょう。
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03
ガソリンは炭素数が「4~10」の炭化水素の混合物です。炭素数が「2~6」ではありません。
1:正しい
ガソリンの燃焼範囲は1~8vol%です。燃焼範囲とは、空気中で発火可能なガソリンの濃度範囲のことです。vol%は、空気に対するガソリンの体積割合(%)です。
2:正しい
ガソリンは揮発しやすく、水に溶けない性質があります。
3:正しい
ガソリンは極めて引火しやすい性質があります。沸点、引火点が低く蒸気比重が大きいです。蒸気比重は、気体の体積当たりの重さのことです。
4:正しい
ガソリンは電気の不導体です。ホースの中を流動する際に静電気を蓄積しやすいです。
5:誤り
ガソリンは炭素数が「4~10」の炭化水素の混合物です。ガソリンの炭素数は「2~6」ではありません。
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04
ガソリン ・・・ 第一石油類
(自動車用ガソリン)・引火点 -40℃以下 ・識別のためオレンジ色に着色
(工業用ガソリン) ・1号:ベンジン 2号:ゴム揮発油 3号:大豆揮発油
・ヘキサンが主成分(炭化水素混合物)
・揮発しやすく、水に溶けない。
・ゴム、油脂などを溶かす。
・極めて引火しやすい。沸点、引火点が低く蒸気比率が大きい。
・蒸気は空気と混合し、引火の危険性がある。
・蒸気は、空気の3~4倍重いので、低所に滞留する。
・蒸気は低く遠くへ流れ、風下の遠い火源からも引火することがある。
・電気の不導体のため、流動などの際に静電気を蓄積しやすい。
・塩素酸ナトリウム、過塩素酸ナトリウム、過酸化水素、硝酸、硝酸アンモニウムとの混触は、発火の危険性がある。
・蒸気の吸入により神経障害を起こす。
(火災予防・貯蔵取扱いの注意)
・火気を近づけない。また、火花を発生させる機械器具などを使用しない。
・貯蔵・取扱い場所の通気、換気をよくする。
・容器は密栓し、冷暗所に貯蔵する。
・川、下水溝などに流出させない。
・静電気の蓄積を防ぐ。
(消火の方法)
・消火剤:泡、粉末、二酸化炭素、ハロゲン化物
・消火効果:窒息消火
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05
1、2、3、4はガソリンの基本的な特徴です。消去法でも選ぶことができます。
ガソリンも出題されやすい項目の1つです。特徴については具体的な数字まで記憶する必要があります。
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