危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問155
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問題
危険物 乙4の過去問/予想問題 問155 (訂正依頼・報告はこちら)
酸化プロピレンの性質で誤っているものを選べ。
- 引火点は20℃以上である。
- 銀、銅などの金属に触れると重合が促進されやすい。
- 燃焼範囲が広く、その下限値が低い。
- 皮膚に触れると凍傷のような症状を呈することがある。
- エーテル臭がある。
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この過去問の解説 (5件)
01
酸化プロピレンなどの特殊引火物は、
「1気圧において発火点が100℃以下のもの、
または引火点が-20℃以下で沸点が40℃以下のもの」
を指します。
ちなみに酸化プロピレンの引火点は-37℃です。
第4類危険物として指定されている引火性液体とは、引火しやすい液体物質の総称です。
さらに引火性液体は7品目に分類され、その1つが特殊引火物です。
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02
・エーテル臭がある。
・水、エタノール、ジエチルエーテル等によく溶ける。
・引火点が低く、極めて引火しやすい。
・燃焼範囲が広く、その下限値が低い。
・銀、銅などの金属に触れると重合が促進されやすい。
・重合の際、熱を発生し、火災・爆発の原因となる。
・蒸気は空気と混合し、引火爆発の危険性がある。
・蒸気の吸収は有毒である。
・皮膚に触れると凍傷のような症状を呈することがある。
(火災予防・貯蔵取扱いの注意)
・火気を近づけない。
・容器に収納した時は、必ず密栓する。
・直射日光を避け、冷暗所に貯蔵する。
・貯蔵にあたっては、不活性ガスを封入。
(消火の方法)
・消火剤:耐アルコール泡、粉末、二酸化炭素、ハロゲン化物
・消火効果:窒息消火
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03
1番:誤り
酸化プロピレンの引火点は-37℃であるため、記述は誤りとなります。また、酸化プロピレンは特殊引火物に分類されており、特殊引火物の定義は「1気圧において、発火点が100℃以下のもの、または引火点が零下20℃以下で沸点が40℃以下のもの」となっており、酸化プロピレンは沸点が35℃で、「引火点が零下20℃以下で沸点が40℃以下のもの」に該当します。
2番:正しい
酸化プロピレンは、銀や銅などの金属やアルカリを触媒として、重合する性質があります。この重合反応が進むと熱が発生し、その熱が原因となって火災などにつながる危険性があります。
3番:正しい
燃焼範囲とは、発火可能な危険物の蒸気と空気の体積の比率のことです。酸化プロピレンの燃焼範囲は2.3%~36.0%と広く、下限値も低いため正しい記述となります。
4番:正しい
酸化プロピレンは、皮膚に触れると凍傷のような症状を呈することがあるため、作業時には手などに付かないよう注意が必要です。
5番:正しい
酸化プロピレンにはエーテル臭があります。
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04
酸化プロピレンの引火点は-37℃で、特殊引火物に分類されます。特殊引火物は「1気圧において、発火点が100℃以下のもの、または引火点が-20℃以下で沸点が40℃以下のもの」です。
1:誤り
酸化プロピレンの引火点は-37℃です。
2:正しい
酸化プロピレンは銀、銅などの金属に触れると重合が促進されやすい性質があります。
3:正しい
酸化プロピレンは燃焼範囲が広く、その下限値が低い性質があります。燃焼範囲とは、空気中で発火可能な可燃性気体の濃度範囲のことです。
4:正しい
酸化プロピレンは皮膚に触れると凍傷のような症状になることがあります。
5:正しい
酸化プロピレンはエーテル臭があります。
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05
特殊引火物はどれも1気圧での引火点が-20℃未満です。
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