危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問154
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問題
危険物 乙4の過去問/予想問題 問154 (訂正依頼・報告はこちら)
アセトアルデヒドの性状について、間違っているものはどれか。
- 無色透明で、特有の刺激臭がある液体である。
- 燃焼範囲が広く、第四類の危険物中で引火の危険性が高い。
-
沸点が20℃と低く、常温で沸騰する。
- 空気に触れると湿気により発火する。
- 水、アルコールに溶ける。
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この過去問の解説 (5件)
01
アセトアルデヒドは、空気に触れて発火することはありません。
空気と長時間触れたままであったり、空気に触れた状態で加圧すると爆発性の過酸化物をつくる恐れがあります。
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02
間違っているものは「空気に触れると湿気により発火する。」です。
正しい
アセトアルデヒドは無色透明で、特有の刺激臭がある液体です。
危険物第四類は引火性液体であるものとされており、アセトアルデヒドが第4類の危険物に分類されていることからも液体であるということがわかります。
正しい
燃焼範囲とは、発火可能な危険物の蒸気の体積と空気の体積の比率のことです。アセトアルデヒドは4.0~60.0%と広い燃焼範囲を持っています。また、沸点が20℃で揮発性も高く、引火点は-39℃で特殊引火物に分類されており、引火の危険性は高く注意が必要です。
沸点が20℃と低く、常温で沸騰する。
正しい
アセトアルデヒドの沸点は20℃であり、常温で沸騰します。
誤り
アセトアルデヒドが空気中の湿気と反応して発火することはありません。
正しい
アセトアルデヒドは、水、アルコール、ジエチルエーテルに溶けます。
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03
・特有の刺激臭を有する。
・水によく溶け、アルコール、ジエチルエーテルにも溶ける。
・油脂などをよく溶かし、揮発しやすい。
・酸化すると酢酸になる。
・引火点、沸点が低く揮発性で、引火しやすく、燃焼範囲が広い。
・蒸気で空気を混合し、引火爆発の危険性がある。
・熱および光で分解すると、可燃性のメタンガスと有毒な一酸化炭素ガスになる。
・加圧すると爆発性の過酸化物をつくることがある。
・塩素酸ナトリウム、過塩素酸ナトリウム、過酸化水素等と激しく反応し、発火の危険性がある。
・酸化されるとカルボン酸(酢酸、ギ酸)が生成し、還元されるとエチルアルコールが生成する。
・蒸気は、目、鼻、のどの粘膜および皮膚を刺激し腐食する。
(火災予防・貯蔵取扱いの注意)
・火気厳禁
・貯蔵、取扱い場所では通気をよくする。
・直射日光を避け、冷暗所に貯蔵する。
・貯蔵タンク、容器は鋼製とし、銅および銀を使用しない。
(消火の方法)
・消火剤:耐アルコール泡、粉末、二酸化炭素、ハロゲン化物
・消火効果:窒息消火
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04
アセトアルデヒドは、空気に触れて湿気により発火することはありません。
正しい
アセトアルデヒドは、無色透明で特有の刺激臭がある液体です。
正しい
アセトアルデヒドは、広い燃焼範囲を持っています。燃焼範囲とは、空気中で発火可能な可燃性気体の濃度範囲のことです。
沸点が20℃と低く、常温で沸騰する。
正しい
アセトアルデヒドの沸点は20℃と低いので、常温で沸騰します。
誤り
アセトアルデヒドは、空気に触れて湿気により発火することはありません。
正しい
アセトアルデヒドは、水やアルコールに溶けます。
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05
間違っているものは「空気に触れると湿気により発火する。」です。
その他の選択肢はアセトアルデヒドの基本的な特徴です。消去法でも選ぶことができます。
<燃焼範囲>
燃焼範囲とは、空気中で燃焼することができる可燃性蒸気の濃度の範囲です。空気との混合気体中に占める可燃性蒸気の容量[%]で表します。
この燃焼範囲外、つまり可燃性蒸気が薄すぎるもしくは濃すぎる場合、燃焼はしません。
燃焼範囲が広いほど、また燃焼範囲の下限値が小さいほど、危険性が高いと言えます。
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