危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問164

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問164 (訂正依頼・報告はこちら)

メタノールとエタノールに共通する性状で、間違っているものを選べ。
  • 水、エタノール、ジエチルエーテル、その他多くの有機溶媒とよく混ざる。
  • 蒸気は空気と混合し引火爆発の危険。
  • 蒸気比重は、空気より重い。
  • 無水クロム酸との接触は、激しく反応し発火の危険性がある。
  • 常温で引火の危険性はない。

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この過去問の解説 (4件)

01

アルコール類はどれも常温で引火の危険性があります。

メタノールの引火点は11℃で、エタノールの引火点は13℃です。

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02

メタノール(メチルアルコール) ・・・アルコール類

・水、エタノール、ジエチルエーテル、その他多くの有機溶媒とよく混ざる。
・有機物をよく溶解させ、揮発性を有する。
・引火しやすく、毒性がある。
・引火点が11℃なので、加熱または夏期など、液温が高いと引火の危険性がある。
・燃焼しても炎の色が淡いため、認識しづらい。
・無水クロム酸との接触は、激しく反応し発火の危険性がある。
・過塩素酸、過マンガン酸に接すると爆発する。
・過酸化水素との混触は、衝撃により爆発する。
・吸入により視神経が犯され、失明することがある。

(火災予防・貯蔵取扱いの注意)
・火気は近づけない。また、火花を発生させる機械器具などを使用しない。
・貯蔵・取扱い場所の通風・換気をよくする。
・冷暗所に貯蔵し、容器は密栓する。
・川、下水溝などに流出させない。

(消火の方法)
・消火剤:耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物
・消火効果:窒息消火

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03

正解は5番です。

1番:正しい
どちらも水溶性液体に分類され、水とよく混ざります。また、エタノール、ジエチルエーテル、その他の有機溶剤ともよく混ざります。

2番:正しい
どちらも揮発性が高く、蒸気は空気と混合し引火爆発の危険があります。

3番:正しい
メタノールの蒸気比重は1.1であり、エタノールの蒸気比重は1.6なので、蒸気比重が1である空気より重いです。ちなみに、第4類に分類される危険物の蒸気比重はすべて1以上となります。蒸気比重は危険物の分子量にほぼ比例するため、第4類の中で最も分子量が小さいメタノールでも分子量は32であり、空気の平均分子量の約29よりも大きくなるからです。

4番:正しい
どちらも、無水クロム酸と接触すると激しく反応し発火する危険性があります。

5番:誤り
メタノールの引火点は11℃であり、エタノールの引火点は13℃であるため、常温の20℃では引火する危険性があります。

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04

正解は 5 です。

メタノールとエタノールは常温で引火する危険性があります。メタノールの引火点は11℃で、エタノールの引火点は13℃です。

1:正しい
メタノールとエタノールは水、エタノール、ジエチルエーテル、その他多くの有機溶媒とよく混ざります。

2:正しい
メタノールとエタノールは揮発性が高く、蒸気は空気と混合して引火爆発の危険性があります。

3:正しい
メタノールとエタノールの蒸気比重は、空気より重いです。メタノールの蒸気比重(気体の体積当たりの重さ)は1.1であり、エタノールの蒸気比重は1.6です。空気の蒸気比重1より重いです。

4:正しい
メタノールとエタノールは無水クロム酸と接触することにより、激しく反応し発火の危険性があります。

5:誤り
メタノールとエタノールは常温で引火する危険性があります。メタノールの引火点は11℃で、エタノールの引火点は13℃ですので、常温で引火する危険性があります。

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