危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問163
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問題
危険物 乙4の過去問/予想問題 問163 (訂正依頼・報告はこちら)
ピリジンについて、誤っているものはどれか。
- 火源があれば室温で引火する。
- 水に溶ける。
- 蒸気吸入により、せき、頭痛、吐気などを起こし、皮膚に付着すると炎症を起こす。
- アルカリ性である。
- 無色無臭である。
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この過去問の解説 (4件)
01
第一石油類の多くには臭気があります。
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02
1番:正しい
ピリジンは引火点が21℃未満の第一石油類に分類され、引火点は20℃なので、室温で火源があれば引火します。
2番:正しい
ピリジンは水溶性液体に分類されており、水に溶けます。また、アルコール、ジエチルエーテル、アセトンなどの有機溶剤とよく混ざります。
3番:正しい
ピリジンは蒸気を吸入することで、せき、頭痛、吐き気などを起こし、皮膚に付着すると炎症を起こします。そのため、貯蔵や取り扱いの際は、通風や換気をよくする必要があります。
4番:正しい
ピリジンの化学式はC5H5Nであり、化学構造はベンゼンの炭素(C)を一つ窒素(N)に変えた形になっています。この窒素部分が、アンモニア(NH3)やアミン類と同様に、水(H2O)から水素イオン(H+)を引き抜き、水酸化物(OH-)を発生させるため、弱いアルカリ性を示します。
5番:誤り
ピリジンは無色で悪臭のある液体なので、誤った記述となります。
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03
・水、アルコール、ジエチルエーテルに溶ける。
・溶解能力が大きく、多くの有機物を溶解させる。
・火源があれば、室温で引火する。
・酸化剤との混合は、加熱、衝撃、摩擦によって発熱発火する。
・蒸気吸収により、せき、頭痛、吐気などを起こし、皮膚に付着すると炎症を起こす。
(火災予防・貯蔵取扱いの注意)
・火気は近づけない。
・容器は密栓する。
・貯蔵・取扱い場所の通風・換気をよくする。
・直射日光を避けて、冷暗所に貯蔵する。
・貯蔵庫の温度を上げない措置を行う。
(消火の方法)
・消火剤:耐アルコール泡、二酸化炭素、ハロゲン化物
・消火効果:窒息消火
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04
ピリジンは特異な悪臭のある無色の液体です。
1:正しい
ピリジンの引火点は20℃です。火源があれば室温で引火します。
2:正しい
ピリジンは水に溶けます。ピリジンは水溶性液体に分類されています。
3:正しい
ピリジンは蒸気吸入により、せき、頭痛、吐気などを起こします。皮膚に付着すると炎症を起こします。
4:正しい
ピリジンはアルカリ性です。ピリジンは窒素(N)を含む環状の構造をしています。この窒素部分が、アミン類と同様に弱アルカリ性を示します。
5:誤り
ピリジンは特異な悪臭のある無色の液体です。取り扱いの際は換気を良くする必要があります。
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