危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問172

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問172 (訂正依頼・報告はこちら)

酢酸について正しいものを選べ。
  • 無味・無臭の液体である。
  • 水に溶けてアルカリ性を示す。
  • 約17℃で凝固する。
  • 着火しにくいが、一度火が付くと無色の炎をあげて燃える。
  • 無臭であり、濃い蒸気の吸入は肝毒性を起こすので注意が必要である。

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この過去問の解説 (4件)

01

昔は、純粋な酢酸は17℃で凍るので「氷酢酸」と呼んでいました。今は単に「酢酸」と呼んでいます。また、以前は薄い酢酸を「希酢酸」と呼んでいましたが、現在は、「1mol/L酢酸水溶液」のように、濃度と溶媒をきちんと明記しています。

酢酸 ・・・第二石油類
・水、エタノール、ジエチルエーテルによく溶け、エタノールと反応して酢酸エチルを生成する。
・食酢の成分
・水溶液は弱い酸性を示す。
・約17℃以下で凝固する。
・蒸気は、空気と混合し引火爆発の危険がある。
・着火しにくいが、一度火が付くと青い炎をあげて燃える。
・可燃性で、皮膚に触れると火傷を起こす。
・強い腐食性の有機酸で、高純度品より水溶液の方が腐食性が強い。
・多くの金属を強く腐食し、可燃性の水素ガスを発生させることがある。
・強い刺激臭があり、濃い蒸気の吸入は粘膜を刺激し炎症を起こす。

(火災予防・貯蔵取扱いの注意)
・火気は近づけない。また、火花を発生させる機械器具などを使用しない。
・貯蔵・取扱い場所の通風・換気をよくする。
・冷暗所に貯蔵し、容器は密栓する。
・川、下水溝などに流出させない。
・コンクリートを腐食させるので、床材などは腐食しない材料を用いる。

(消火の方法)
・消火剤:耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末
・消火効果:窒息消火

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02

正解は3番です。

1番:誤り
酢酸は食酢の成分であり、酸味があり刺激臭の液体です。

2番:誤り
酢酸は水溶性液体に分類され、水に溶けます。また、酸であるため水溶液は酸性を示します。

3番:正しい
酢酸の融点は16.7℃のため、約17℃で凝固します。

4番:誤り
酢酸は着火しにくいですが、一度火が付くと「青い」炎をあげて燃焼を継続します。

5番:誤り
酢酸は刺激臭があり、記述は誤りとなります。また、濃い蒸気の吸入は粘膜を刺激し炎症を起こします。

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03

文章の通りで酢酸の融点は16.7℃です。

酢酸には刺激臭があり、水に溶けると弱酸性を示します。食酢にも含まれるので、酢の性質をイメージするとよいでしょう。

第四類危険物なのでもちろん着火しやすいです。引火点は39℃です。

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04

正解は 3 です。

酢酸は約17℃で凝固します。酢酸の融点は16.7℃です。

1:誤り
酢酸は強い刺激臭があります。酢酸は食酢の成分です。

2:誤り
酢酸は水に溶けて酸性を示します。酢酸は水溶性液体に分類されます。

3:正しい
酢酸は約17℃で凝固します。酢酸の融点は16.7℃です。

4:誤り
酢酸は着火しにくいですが、一度火が付くと青色の炎をあげて燃えます。「無色」の炎ではありません。

5:誤り
酢酸は強い刺激臭があります。濃い蒸気の吸入は、粘膜を刺激して炎症を起こします。

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