危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問182
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問題
危険物 乙4の過去問/予想問題 問182 (訂正依頼・報告はこちら)
ベンゼン、トルエンおよびキシレンについて、次のうち誤っているものを選べ。
- 蒸気比重は、ベンゼン<トルエン<キシレンの順である。
- 引火点は、ベンゼン>トルエン>キシレンの順である。
- ベンゼン、トルエンおよびキシレンは、有機溶剤や化学製品の原料に使用される。
- ベンゼン、トルエンおよびキシレンは、吸引すると発がん性や肝毒性を示す。
- ベンゼン、トルエンおよびキシレンはベンゼン環にメチル基が0~2個、置換された分子構造である。
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この過去問の解説 (4件)
01
ベンゼンの引火点は-11℃、トルエンの引火点は4℃、キシレンの引火点は33℃です。
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02
引火点は、ベンゼン<トルエン<キシレンの順です。それぞれの引火点は、ベンゼン -11℃、トルエン 4℃、キシレン 32℃(オルトキシレン)27℃(メタキシレン、パラキシレン)です。
正しい
蒸気比重は、ベンゼン<トルエン<キシレンの順です。それぞれの蒸気比重(気体の体積当たりの重さ)は、ベンゼン 2.8、トルエン 3.1、キシレン 3.7 です。
誤り
引火点は、ベンゼン<トルエン<キシレンの順です。それぞれの引火点は、ベンゼン -11℃、トルエン 4℃、キシレン 32℃(オルトキシレン)27℃(メタキシレン、パラキシレン)です。ベンゼンとトルエンは第1石油類(引火点が21℃未満)であり、キシレンは第2石油類(引火点21℃以上70℃未満)です。
正しい
ベンゼン、トルエンおよびキシレンは、有機溶剤や化学製品の原料に使用されます。
正しい
ベンゼン、トルエンおよびキシレンは、吸引すると発がん性や肝毒性を示します。ベンゼン、トルエンおよびキシレンは、BTXと呼ばれます。
正しい
ベンゼン、トルエンおよびキシレンはベンゼン環にメチル基が0~2個、置換された分子構造です。ベンゼンはベンゼン環にメチル基が0個、トルエンはベンゼン環にメチル基が1個、キシレンはベンゼン環にメチル基が2個置換された分子構造です。
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03
ベンゼン、トルエンおよびキシレンは、BTXと呼ばれ、揮発性の毒性有機化合物として嫌われています。
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04
正解(誤っているもの)は「引火点は、ベンゼン>トルエン>キシレンの順である。」です。
正しい
ベンゼン、トルエン、キシレンの蒸気比重はそれぞれ、2.8、3.1、3.7のため、正しい記述となります。ちなみに蒸気比重は、分子の分子量とほぼ比例するため、ベンゼン、トルエン、キシレンの分子量がそれぞれ、78、92、106ということからも、正しいと判断することができます。
誤り
ベンゼン、トルエン、キシレンの引火点はそれぞれ、-11℃、4℃、32℃、であり、記述は誤りとなります。ベンゼンやトルエンが引火点が1気圧において21℃未満の第1石油類に属するのに対して、キシレンは引火点が1気圧において21℃以上70℃未満の第2石油類に属することからも誤りだとわかります。
正しい
ベンゼンやトルエン、キシレンは有機化合物合成原料や農薬原料、医薬品などの様々な化学薬品の原料に使用されます。
正しい
ベンゼンやトルエン、キシレンは程度の違いはあれど、発がん性や肝毒性を示します。ベンゼン、トルエン、キシレンをまとめて、BTXと呼ばれることもあります。
正しい
ベンゼン、トルエン、キシレンは、それぞれベンゼン環にメチル基が0個、1個、2個置換された分子構造を持つので、正しい記述となります。
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