理容師の過去問
第32回
理容の物理・化学 問36
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第32回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
金属とさびに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 金は、鉄に比べて化学的に不活発でさびにくい。
- 特殊鋼は、さびにくくするために鋼に他の成分を混ぜて作られた合金である。
- 金属のさびを防ぐためには、乾燥した場所での保存、めっきなどの方法がある。
- 鉄の赤さびは、質がち密で内部を保護する働きがある。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
質がち密で内部を保護する働きがあるのは「黒さび」です。
赤さびは隙間の多い構造になっており、やがて全体的にボロボロになります。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
02
1、
化学的に不活発とは、
金属のイオン化傾向が小さい=酸化しにくい、ということです。
金属は酸化すると、「原子から電子が取られる」→「原子が陽イオンになる」
それを、金属のイオン化傾向と言います。
金はイオン化傾向は小さく、酸化しにくいです。
鉄は金よりはイオン化傾向は大きく、酸化しやすいです。
よって、正しいです、
2、
特殊鋼は、鋼にさまざまな元素を加えた合金鋼のことです。
特殊鋼にすることで、硬くなり、さびにくくなり、熱に強くなります。
よって、正しいです。
3、
金属のさびは、空気中の酸素や水分から酸化して、錆びます。
それを防ぐには、水分のないところ、乾燥しているところで保存します。
空気に触れないように、金属の表面に膜(メッキ、塗料など)をはります。
よって、正しいです。
4、
鉄の赤さびは、鉄の表面から内部へ進行し、ついには鉄全体をぼろぼろにしてしまう性質があります。
鉄の黒さびは、表面を膜のように覆い、内部がそれ以上錆びないように保護する性質があります。
よって、(鉄の赤さび)→(鉄の黒さび)の間違いで、これが正解です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
赤さびだと質がち密でないため内部を保護できません。そのためさびが内部まで進行し、金属は腐食してしまいます。
保護するのは黒さびです。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問35)へ
第32回問題一覧
次の問題(問37)へ