理容師の過去問
第36回
理容の物理・化学 問31

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問題

第36回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

鋏に関する次の文章の空欄[ A ]〜[ C ]内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。

「鋏は、物体を2枚の刃で挟んで切断する。図1のようにこれは[ A ]の応力が主体である。物体の内部に侵入した刃は、図2のように[ B ]の原理により切断する。切断する物体を図3のように支点に近づけてやると、[ C ]の原理で小さな力で切断することができる。」
問題文の画像
  • [ A ] くさび   [ B ] ねじれ   [ C ] ずれ
  • [ A ] ずれ    [ B ] くさび   [ C ] てこ
  • [ A ] てこ    [ B ] たわみ   [ C ] ねじれ
  • [ A ] たわみ   [ B ] てこ    [ C ] くさび

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この過去問の解説 (3件)

01

鋏に関する問題です。

選択肢2. [ A ] ずれ    [ B ] くさび   [ C ] てこ

鋏は「てこ」を利用した道具で、真ん中のネジを支点にして、力点のハンドルで力を加える事で、髪の毛が切れます。

部材の切断面に2枚の刃により逆方向の(上下の)力を加える刃と刃の隙間部分に「ずれ」を生じさせる力が発生します。

はさみの刃の断面を見ると、先端がとがった形をしていますが、これを「くさび」といいます。

原理をそのまま、覚えましょう。

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02

正解は2です。

はさみが切れる原理についての記述の穴埋めをしていきましょう。

はさみは、2枚の刃が反対向きの力を加えることで「ずれの応力(せん断応力)が生じます。

Aはずれです。

ずれの応力で物体の内部に刃が侵入し、「くさび」の原理で切れ目が進みます。

Bはくさびです。

てこの原理で支点に近い部分ほど力点に大きな力が加わるため、支点(ネジ)に近いはさみの刃元の方が小さな力で切断できます。

Cはてこです。

A:ずれ B:くさび C:てこ の組み合わせです。

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03

正解は2です。

「鋏は、物体を2枚の刃で挟んで切断する。図1のようにこれは[ ずれ ]の応力が主体である。物体の内部に侵入した刃は、図2のように[ くさび ]の原理により切断する。切断する物体を図3のように支点に近づけてやると、[ てこ ]の原理で小さな力で切断することができる。」

鋏は2枚の刃が接近しているほど力の加わる面積が小さくなって、大きな力が働きます。

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