理容師の過去問
第36回
理容の物理・化学 問33
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問題
第36回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問33 (訂正依頼・報告はこちら)
赤外線と紫外線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 遠赤外線機は、浸透性の高い遠赤外領域の光を発生させている。
- 赤外線は、皮膚でビタミンDを生成する。
- 紫外線は、赤外線に比べ波長が短くエネルギーが高い。
- 紫外線には、殺菌作用がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
赤外線と紫外線に関する問題です。
遠赤外線機は、浸透性の高い遠赤外領域の光を発生させています。
赤外線ではなく、紫外線が皮膚でビタミンDを生成するので、誤りです。
紫外線は、赤外線に比べ波長が短くエネルギーが高いです。
紫外線には、殺菌作用があります。
また、消毒の作用もあります。
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02
正解は2です。
赤外線で波長が長い「遠赤外線」は、浸透率や熱伝導率が高いため、促進機である「遠赤外線機」に利用されています。
1は正しい説明です。
紫外線は、日焼けや皮膚がんの一因となるなどの有害性だけでなく、皮膚でビタミンDを生成する有益な一面も持っています。
2が誤った説明です。
可視光線で波長がもっとも短い紫より短いものを紫外線と呼び、波長がもっとも長い赤より長いものを赤外線と呼びます。
また、エネルギーは赤外線よりも紫外線が高くなっています。
3は正しい説明です。
紫外線には、生物の遺伝情報を司るDNA(核酸)の遺伝コードを破壊し、不活性化する殺菌作用があります。
4も正しい説明です。
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03
●赤外線
・赤色光の外側の長波長側に分布する領域の光です。
・熱作用があり熱線ともいわれます。
●紫外線
・紫色光の外側の短波長側に分布する領域の光です。
・化学線ともいわれます。
1 . 遠赤外線機は、浸透性の高い遠赤外領域の光を発生させています。
皮膚へ浸透しやすいので、医療用としても用いられます。
2 . 紫外線は、皮膚でビタミンDを生成します。
しかし、長期にわたって浴び続けると身体や目の粘膜、皮膚に有害に作用しやすいので、注意が必要です。
3 . 紫外線は、赤外線に比べ波長が短くエネルギーが高いです。
4 . 紫外線には、殺菌作用があります。
波長が短いので物質の内部までおよびにくく、鋏などの消毒には適してますが、タオルなどの消毒には適していません。
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