理容師の過去問
第42回
文化論及び理容技術理論 問5

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問題

第42回 理容師国家試験 文化論及び理容技術理論 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

理容刃物の材料に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 炭素鋼は、炭素が3%以上含まれていて、さびに強い。
  • ステンレス鋼は、クロムが約12~18%含まれていて、さびに強い。
  • コバルト鋼は、さびや摩耗に弱い。
  • 理容の刃物は、ニッケルを主材料としたものが広く使われている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

炭素鋼(カーボン)0.02~2%含んだ合金を使用したシザーズです。

炭素は硬いのですがさびには弱い金属です。

1は誤った説明です。

ステンレス鋼のステンは「さび」でレスは「ない」、つまりさびない鋼だという意味です。

鉄にクロム(12~18%)やニッケルを混ぜることでさびない素材になっています。

2が正しい説明です。

コバルト鋼に使用されるコバルトはさびや酸・塩基、摩耗にも強い性質を持っています。

3は誤った説明です。

理容や美容のシザーズにはステンレス鋼を使用したものが多く使われています。

4も誤った説明です。

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02

正解は2です。

1 .炭素鋼

鉄に2%以下の炭素を含むもので、刃物材料としてすぐれています。

さびに対して弱く、加工性はよいです。

2 .ステンレス鋼

クロムが約12~18%含まれていて、さびに強いです。

3 .コバルト鋼

コバルト約50%に、ほかの元素が含まれています。

さびや摩耗に強く、加工性は悪いです。

4 .理容の刃物は、ステンレス鋼が使用されています。

参考になった数1

03

各選択肢の特性について、以下の点が挙げられます。

選択肢1. 炭素鋼は、炭素が3%以上含まれていて、さびに強い。

炭素鋼は通常、炭素が1%未満から2%程度含まれています。炭素含有量が高いほど硬度が増しますが、さびやすくなります。3%以上含まれていることはなく、さびに対する耐性は低いです。

選択肢2. ステンレス鋼は、クロムが約12~18%含まれていて、さびに強い。

ステンレス鋼は、クロムを約12〜18%含み、さびに強い特性があります。このため、理容刃物や器具で広く使用されています。

選択肢3. コバルト鋼は、さびや摩耗に弱い。

コバルト鋼は、耐摩耗性が高く、さびにも強い特性を持っています。そのため、刃物の材料として非常に有用です。さびや摩耗に弱いわけではありません。

選択肢4. 理容の刃物は、ニッケルを主材料としたものが広く使われている。

理容刃物には主にステンレス鋼や炭素鋼が使われます。ニッケルが主材料とされることは少なく、主に他の合金材料と組み合わせて使用されます。

まとめ

ステンレス鋼はクロムを約12〜18%含み、さびに強いという特性があり、理容刃物に広く使われている材料です。

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