理容師の過去問
第43回
衛生管理技術 問2
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問題
第43回 理容師国家試験 衛生管理技術 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
理容師法施行規則に定められている消毒法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a カットに用いた血液が付着していないはさみは、1cm2あたり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する。
b 整髪に用いた血液の付着したくしは、0.1%の逆性石けん水溶液中に浸す。
c 顔そりに用いた血液が付着していないかみそりは、0.01%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液中に10分間以上浸す。
d 顔の清拭に用いた血液の付着した燕しタオルは、沸騰後2分間以上煮沸する。
a カットに用いた血液が付着していないはさみは、1cm2あたり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する。
b 整髪に用いた血液の付着したくしは、0.1%の逆性石けん水溶液中に浸す。
c 顔そりに用いた血液が付着していないかみそりは、0.01%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液中に10分間以上浸す。
d 顔の清拭に用いた血液の付着した燕しタオルは、沸騰後2分間以上煮沸する。
- aとb
- bとc
- cとd
- aとd
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この過去問の解説 (3件)
01
【血液が付着したもの・その疑いがあるものの消毒法】
※かみそりは血液が付着している疑いがある器具になります。
・煮沸消毒 煮沸後2分間以上します。
・消毒用エタノール 10分間以上浸します。
・次亜塩素酸ナトリウム0.1%水溶液 10分間以上浸します。
【血液が付着していないものの消毒法】
・紫外線消毒 20分間以上当てます。
・煮沸消毒 煮沸後2分間以上します。
・蒸気消毒 10分間以上します。
・消毒用エタノール 10分間以上浸すか、コットンに湿らせて拭きます。
・次亜塩素酸ナトリウム0.01%水溶液 10分間以上浸します。
・グルコン酸クロルヘキシジン0.05%水溶液 10分間以上浸します。
・逆性石けん0.1%水溶液 10分間以上浸します。
・両性界面活性剤0.1%水溶液 10分間以上浸します。
a、
血液が付着していないはさみの消毒法で、紫外線消毒はOKです。
紫外線消毒は、1cm2あたり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上当てます。
よって、正しいです。
b、
血液が付着したクシの消毒法で、逆性石けん水溶液はダメです。
よって、(0.1%の逆性石けん水溶液中に浸す)→(煮沸消毒or消毒用エタノールor次亜塩素酸ナトリウム0.1%水溶液)の間違いです。
c、
顔そりに使うカミソリは、血液が付着していなくても、血液が付着した器具と同じ消毒法を使います。
よって、(0.01%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液中に10分間以上浸す)→(煮沸消毒or消毒用エタノールor次亜塩素酸ナトリウム0.1%水溶液)の間違いです。
d、
血液が付着した蒸しタオルは、煮沸消毒でOKです。煮沸後2分間以上煮沸します。
よって、正しいです。
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02
消毒法に関する問題です。
a. 正しいです。
紫外線消毒は、血液が付着している疑いがないものに行います。
カットに用いた血液が付着していないはさみ と問題に記載ありますので、紫外線所毒を行います。
b. 誤りです。
逆性石けん水溶液ではありません。
整髪に用いた血液の付着したくしは、0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液中に10分間浸します。
c. 誤りです。
0.01%ではなく、0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液です。
顔そりに用いたかみそりは、 血液が付着していなくても、0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液中に10分間浸します。
d. 正しいです。
顔の清拭に用いた血液の付着した蒸しタオルは、沸騰後2分間以上煮沸します。(煮沸消毒)
正しい組み合わせは、aとd です。
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03
理容師法施行規則第25条では以下のように定められています。
A かみそり及びかみそり以外の器具で血液が付着しているもの又はその疑いのあるもの
・沸騰後2分間以上煮沸する
・エタノール水溶液(エタノールが76.9パーセント以上81.4パーセント以下である水溶液をいう。)中に10分間以上浸す
・次亜塩素酸ナトリウムが0.1パーセント以上である水溶液中に10分間以上浸す
B Aに規定する器具以外の器具
・20分間以上1平方センチメートル当たり85マイクロワット以上の紫外線を照射する
・沸騰後2分間以上煮沸する
・10分間以上摂氏80度を超える湿熱に触れさせる
・エタノール水溶液中に10分間以上浸し、又はエタノール水溶液を含ませた綿、若しくはガーゼで器具の表面をふく
・次亜塩素酸ナトリウムが0.01パーセント以上である水溶液中に10分間以上浸す
・逆性石ケンが0.1パーセント以上である水溶液中に10分間以上浸す
・グルコン酸クロルヘキシジンが0.05パーセント以上である水溶液中に10分間以上浸す
・両性界面活性剤が0.1パーセント以上である水溶液中に十分間以上浸す
a カットに用いた血液が付着していないはさみはBに該当するので正しい説明です。
b 整髪に用いた血液の付着したくしはAに該当するので誤った説明です。
c たとえ血液が付着していなくても顔そりに用いたかみそりはAに該当するので誤った説明です。
d 血液の付着したものでも顔の清拭に用いた蒸しタオルはBに該当するので正しい説明です。
正しい組み合わせはaとdとなります。
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