理容師の過去問
第43回
皮膚科学 問1
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第43回 理容師国家試験 皮膚科学 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 表皮は、表面より角質層、顆粒層、有棘(ゆうきょく)層、基底層の4つの細胞層からなる。
- 基底細胞から角質細胞に変化する過程を角化とよぶ。
- 角質層は手掌や足底で薄く、顔面や手足の屈曲部では厚い。
- 色素細胞(メラノサイト)は、皮膚の色素であるメラニンをつくる細胞である。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
【表皮】とは、
皮膚の一番外側あります。
95%が角化細胞で、残り5%に色素細胞、ランゲルハンス細胞があります。
・角化細胞
ケラチンタンパク質でできています。
表面から、角質層、顆粒層、有棘層、基底層になっています。
・色素細胞
基底層に、色素細胞(メラノサイト)があり、メラニン色素を作っています。
・ランゲルハンス細胞
異物を取り込みその情報を免疫細胞へ伝えます。
表面から、角質層、顆粒層、有棘層、基底層になっています。
よって、正しいです。
角化とは、基底細胞が上に押し上げられて角質細胞に変わっていくことをいいます。
よって、正しいです。
角質層の厚さは、部位によって変わります。
手掌や足底の角質層は厚いです。
顔や手足の屈曲部は薄いです。
よって、(手掌や足底で薄く、顔面や手足の屈曲部では厚い)→(手掌や足底で厚く、顔面や手足の屈曲部では薄い)の間違いで、これが正解になります。
色素細胞は、皮膚の色であるメラニンを作っています。
よって、正しいです。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
02
皮膚の構造に関する問題です。
正しいです。
表皮は厚さ0.2mm程度で、皮膚を構成する3層の中でも最も薄い層です。
表面より、角質層、顆粒層、有棘層、基底層から成り立っています。
正しいです。
角化とは・・基底層では細胞分裂によって、毎日新しい角化細胞ができています。
角化細胞が、徐々に下から押し上げられ、角層に達し、角質細胞に変化し、少しずつ自然にはがれ落ちていく過程のことです。
誤りです。
角質層とは、角質化した死細胞から成り、内部を保護しています。
指先や手掌、足底など皮膚の厚い部位の角質層は厚くなっています。
正しいです。
メラニンは、メラノサイトで作られています。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
正解は3です。
表皮は皮膚表面から角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4層で構成されていますから、1は正しい説明です。
表皮の最下層である基底層で細胞分裂によって生み出される角化細胞が押し上げられて角質層に達し、やがて垢となって剥がれ落ちる現象を角化(ターンオーバー)と言います。
2の説明は正しいということになります。
皮膚のバリア機能の中心である角質層は、瞼や頬などの顔面部が最も薄く手足の屈曲部分もやや薄くなっています。
一方、手のひら(手掌)や足裏(足底)がもっとも厚くなっていますので、3は誤った説明です。
基底層にある色素細胞(メラノサイト)はメラニンと呼ばれる皮膚の色素を産生していますので、4は正しい説明となります。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問5)へ
第43回問題一覧
次の問題(問2)へ