理容師の過去問
第44回
香粧品化学 問3
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第44回 理容師国家試験 香粧品化学 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
香粧品に用いられる成分とその配合目的に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- パラオキシ安息香酸エステル(パラベン) ――― 防腐剤
- パラフィン ――――――――――――――――― 金属イオン封鎖剤(キレート剤)
- パラアミノ安息香酸エステル ――――――――― 紫外線吸収剤
- ジブチルヒドロキシトルエン(BHT) ――――― 酸化防止剤
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
組合せの問題です。
正しいです。
パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は、香粧品の代表的な防腐剤です。
安全性が高く、食品にも使用されています。
誤りです。
パラフィンは、無色透明、無味無臭の油状液体で、化粧品などの原料として使用されています。
金属イオン封鎖剤(キレート剤)は、酸化防止剤です。
正しいです。
パラアミノ安息香酸エステルは、紫外線吸収剤です。
紫外線吸収剤とは、UV-A・UV-Bの両方を吸収し、その影響を防ぐ目的で使用される成分のことです。
正しいです。
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)は、酸化防止剤です。
酸化防止剤とは、酸化による品質の劣化を防ぎ、安定性を保つために配合される成分です。
抗酸化剤ともいいます。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
02
香粧品の成分の持っている効果について理解を深めましょう。
この組み合わせは正しいため、こちらは誤りです。
パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は人体に対する毒性が低く、化粧品などの防腐剤としてよく使われています。
この組み合わせは誤っているため、こちらが正解です。
パラフィンはろうそくの原料です。化粧品として使われる際には主に口紅に使用されています。
金属イオン封鎖剤(キレート剤)は主に化粧品の中に含まれる金属イオンを包みこみ酸化するのを防ぐ効果をもっています。
この組み合わせは正しいため、こちらは誤りです。
パラアミノ安息香酸エステルは皮膚への紫外線の浸透を防ぐ永続的な効果があります。そのため紫外線吸収剤として使用されます。
この組み合わせは正しいため、こちらは誤りです。
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)は酸化の連鎖反応の途中で生成する物質の反応を阻止する力があり、酸化防止剤として使用されます。
こちらの問題も組み合わせで覚えておきましょう。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
03
香粧品に用いられる成分をひとつずつ見ていきましょう。
パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は、食品や化粧品の防腐剤として広く使用されている成分で、ニンジンやトマト、オリーブオイルなどの天然物にも存在しています。
正しい説明です。
炭化水素化合物のパラフィンは、固形ではロウソクやクレヨンの原料に、流動パラフィンはベビーオイルなどに使われる成分です。
金属イオン封鎖剤(キレート剤)は安定や酸化防止に使われる成分なので、この組み合わせは間違いです。
ビタミンB複合体のひとつであるパラアミノ安息香酸エステルは、紫外線吸収剤として日焼け止めなどに広く配合されています。
正しい組み合わせです。
芳香族化合物の一種であるジブチルヒドロキシトルエン(BHT)は、主に酸化防止剤として使用されています。
正しい組み合わせです。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問2)へ
第44回問題一覧
次の問題(問4)へ