理容師の過去問
第45回
人体の構造及び機能 問3

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問題

第45回 理容師国家試験 人体の構造及び機能 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、内耳にある平衡器官に該当しないものはどれか。
  • 鼓膜
  • 半規管
  • 卵形囊(らんけいのう)
  • 球形嚢(きゅうけいのう)

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この過去問の解説 (3件)

01

耳の部位は、外耳・中耳・内耳の3つに分類されます。

選択肢1. 鼓膜

鼓膜は、中耳に分類される、耳小骨に音を伝える働きをする器官です。

 

よって当てはまりません。

選択肢2. 半規管

半規管は、内耳に分類され、平衡感覚をつかさどる働きをする器官です。

 

よって当てはまります。

選択肢3. 卵形囊(らんけいのう)

卵形嚢は、三半規管の根元にある袋で、内耳に分類され、平衡感覚をつかさどる働きをする器官です。

 

よって当てはまります。

選択肢4. 球形嚢(きゅうけいのう)

球形囊は、三半規管の根元にある袋で、内耳に分類され、平衡感覚をつかさどる働きをする器官です。

 

よって当てはまります。

まとめ

文字だけでみると、どこにある部位か分かりにくいと思います。図で確認しながら学習すると頭に入りやすいでしょう。

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02

正解は1です。

鼓膜は、外耳と中耳の境にあり空気の振動を機械刺激に変換する役割を持った器官です。

1が該当しません。

半規管は内耳にある平衡感覚を司る器官で「前半規管」「後半規管」「外半規管」の3つを併せて三半規管と呼びます。

2は該当します。

卵形囊(らんけいのう)は、内耳にある前庭器官に2つある耳石器のひとつで、重力を感じ取る機能を持っています。

3も該当します。

球形嚢(きゅうけいのう)も、内耳にある前庭器官に2つある耳石器のひとつで、水平方向の動きを感知する機能を持つ感覚器官です。

4も該当します。

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03

内耳にある平衡器官に関する問題です。

選択肢1. 鼓膜

鼓膜(こまく)は約0.1mmの円形の薄い半透明の膜で、上皮層、中間層、粘膜層という3つの層で構成されていて、外耳道(がいじどう)と中耳(ちゅうじ)を分けています。 音は、耳介(じかい)で集められ、外耳道を通り空気の振動として鼓膜に伝えられます。

選択肢2. 半規管

半規管(三半規管)は、内耳にある平衡感覚を司る器官で、前半規管、外側半規管、後半規管という半環状の3つの管があります。

選択肢3. 卵形囊(らんけいのう)

卵形嚢(らんけいのう)は球形嚢とともに内耳膜迷路の中央に位置し、互いに連嚢管で連絡しています。 大きさは径5~6mmでその内面に卵形嚢斑があり、水平方向の動きを感知します。

選択肢4. 球形嚢(きゅうけいのう)

球形嚢(きゅうけいのう)は卵形嚢とともに内耳膜迷路の中央に位置し、互いに連嚢管で連絡しています。大きさは径2~3mmで、前外側壁に球形嚢斑があり、球形嚢は垂直方向の動きを感知します。

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