理容師の過去問
第47回
衛生管理技術 問2
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問題
第47回 理容師国家試験 衛生管理技術 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
理容所で行う蒸気消毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- かみそりの消毒に適用できる。
- 消毒に要する時間は、煮沸消毒より短い。
- タオル蒸し器内の圧力は、大気圧と同じである。
- 細菌の芽胞を不活化できる。
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この過去問の解説 (3件)
01
衛生管理(消毒法)についての問題です。
【 蒸気消毒 】
・一般的にタオル蒸し器において使用される
・器内の圧力は大気圧と同じ1気圧
・80℃を超える蒸気に10分間以上触れさせる
・タオルの中心部にも蒸気が浸透するように、洗浄後は固く絞ったあとゆるく巻き並べる
・熱に弱い器具には適さない
・~100℃では芽胞を不活化できない
・煮沸消毒より時間がかかる
カミソリおよび血液が付着している、またはその疑いのある器具については、煮沸消毒器、エタノール、次亜塩素酸ナトリウム、による消毒方法を使います。
かみそりの消毒に適用できる・・・✕
かみそりは、煮沸消毒器・エタノール・次亜塩素酸ナトリウムによる消毒方法を使います。
消毒に要する時間は、煮沸消毒より短い・・・✕
蒸気消毒は煮沸消毒より時間がかかります。
タオル蒸し器内の圧力は、大気圧と同じである・・・〇
正しい文章です。
細菌の芽胞を不活化できる・・・✕
~100℃では芽胞を不活化できません。
【タオル蒸し器内の圧力は、大気圧と同じである。】
が、正解です。
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02
タオル蒸し器を使用する蒸気消毒に関する記述の中から正しいものを選ぶ問題です。
蒸気消毒とは…
●80℃以上の湿熱に10分間以上触れさせる
●血液が付着している疑いがないものの消毒に適している
●熱に弱いものには向かない
蒸気消毒は、かみそりとかみそり以外の器具で血液が付着しているもの又はその疑いのあるものの消毒には適していません。
これは誤った記述です。
煮沸消毒は沸騰後2分間以上、蒸気消毒は80℃以上の湿熱に10分間以上と規定されているので、消毒に要する時間は蒸気消毒の方が煮沸消毒より長くなります。
これは誤った記述です。
蒸気消毒に使用するタオル蒸し器の器内の圧力は、大気と同じ1気圧です。
これが正しい記述になります。
芽胞を消毒するには通常の細菌よりも厳しい滅菌条件が必要で、乾燥状態で180℃で20分程度、湿熱状態では121℃で15~20分の加熱が必要で、蒸気消毒の80~100℃では芽胞は不活化できません。
これは誤った記述です。
蒸気消毒の特徴である消毒に要する温度・時間、器内の気圧、芽胞への効果、消毒に適した対象物をしっかり覚えておく必要があります。
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03
衛生管理法(蒸気消毒法)
蒸気消毒法とは、タオル蒸し器に使用される消毒法です。
・タオルなどの被消毒物が80度を超える温度で10分以上置いておきます。
・蒸気の流れを妨げないようにしなければなりません。
<長所>
・手軽に得られる消毒方法です。
・毒性が残る心配がありません。
<短所>
・80〜100度では芽胞を不活化できません。
・煮沸消毒と比べたときに時間がかかります。
✕・・・かみそりに使用できる消毒法は【煮沸消毒】【エタノール】【次亜塩素酸ナトリウム】のため誤った文章です。
✕・・・煮沸消毒より時間がかかるため誤った文章です。
◯・・・正しい文章です。
✕・・・80〜100度では芽胞を不活化できないため誤った文章です。
タオル蒸し器内の圧力は、大気圧と同じである。 が正しい文章になります。
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