理容師の過去問
第47回
衛生管理技術 問3
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問題
第47回 理容師国家試験 衛生管理技術 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
消毒薬水溶液の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- エタノール水溶液は、無色透明で揮発性がある。
- 次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、無色透明で引火性がある。
- 両性界面活性剤水溶液は、赤桃色で振ると泡立つ。
- 逆性石けん水溶液は、無色透明で一般の石けんと併用すると消毒力が高まる。
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この過去問の解説 (3件)
01
衛生管理(化学的消毒法)についての問題です。
各消毒法の要点
【 消毒用エタノール 】
・結核菌をはじめ多くの細菌やウイルスに効果がある
・かみそりまたは血液の付着したものに使用できる
・様々な消毒薬と混用できる
・無色透明で揮発性がある
・ゴムやプラスチック等を溶かす
【 次亜塩素酸ナトリウム 】
・かみそりまたは血液の付着したものに使用できる
・漂白作用がある
・塩素の臭いがある
・金属を腐食させるのでシザーの消毒には適さない
【 両性界面活性剤 】
・無色無臭
・結核菌に対して効力がある
・石けんと混合すると効果が低下する
【 逆性石けん 】
・無色無臭
・結核菌や大多数のウイルス、芽胞には効力がない
・一般の洗剤が混ざると消毒力が低下する
普通の洗剤が混ざると消毒力が低下する・・・〇
正しい文章です。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、無色透明で引火性がある・・・✕
濃度が濃いと褐色に見えます。
両性界面活性剤水溶液は、赤桃色で振ると泡立つ・・・✕
無色無臭です。
逆性石けん水溶液は、無色透明で一般の石けんと併用すると消毒力が高まる・・・✕
一般の洗剤が混ざると消毒力が低下します。
【 エタノール水溶液は、無色透明で揮発性がある。】
が正解です。
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02
消毒薬水溶液に関する記述の中から正しいものを選ぶ問題です。
エタノール水溶液と次亜塩素酸ナトリウム水溶液は濃度によって適した消毒対象が変わります。
エタノール水溶液は、無色透明で特有の臭いがあり揮発性が高く、火気により引火しやすい特徴があります。
これが正しい記述です。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、淡緑黄色で透明な液体で引火の危険性はありません。
これは誤った記述です。
両性界面活性剤水溶液は、振ると泡立ちますが赤桃色ではなく無色透明の液体です。
これは誤った記述です。
逆性石けん水溶液は、無色または淡黄色で透明な液体で一般の石けんと併用すると消毒効果がなくなることがあります。
これは誤った記述です。
消毒薬水溶液の見た目(色や透明性)や臭い、揮発性の有無や泡立ちといったことをしっかり覚えておくことが重要です。
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03
衛生管理(消毒法)に関する問題です。
化学的消毒法の要点
→化学薬品(いわゆる消毒液)を用いた消毒方法です。
消毒用エタノール
・多くの細菌やウイルスに効果的です。
・無色透明で揮発性があります。
・カミソリと血液が付着したもの、またはその疑いがあるものは10分以上器具を浸します。
・使用法がきわめて簡単で、短時間で効果を示します。
次亜塩素酸ナトリウム
・細菌、ウイルスに作用して不活化させます。
・血液が付着したもの、またはその疑いがあるものには0.1%以上の水溶液に10分以上器具を浸します。
・無臭ではなく、塩素系の臭いがあります。
・殺菌と同時に防臭・漂白の作用が得られます。
・金属を腐食します。
逆性石けん
・手指や食器などの消毒に有効です。
・無色、無臭
両面活性剤
・結核菌に対して効果があります。
・無色、無臭
・ウイルス、芽胞には効力がありません。
◯・・・正しい文章です。
✕・・・無色透明ではなく、濃度0.1%を超える程度で褐色の色が見えます。
✕・・・赤桃色ではなく、無色です。
✕・・・一般の石けんと併用すると消毒力は低下します。
エタノール水溶液は、無色透明で揮発性がある。が正しい文章になります。
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