理容師の過去問
第48回
皮膚科学 問3
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問題
第48回 理容師国家試験 皮膚科学 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 皮膚の表面にある脂肪膜は弱酸性で、細菌などの発育を抑制する。
- 脂肪膜と角質層のケラチンは、化学的刺激に対する保護の働きをする。
- 男性ホルモンは、脂腺の発育を促進する。
- エクリン腺の汗はアルカリ性で、アポクリン腺の汗は酸性である。
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この過去問の解説 (3件)
01
脂肪膜が弱酸性であること、皮膚は強アルカリに弱いこと、エクリン腺とアポクリン腺がそれぞれ何性かを覚えておきましょう。
pHは4.5〜6.5です。
脂肪膜によって細菌などは発育を抑制され、また、死滅します。
先に表面の脂肪膜が、次に角質層のケラチンが、化学的刺激から守っています。
皮膚は化学的刺激対して強い抵抗力がありますが、強アルカリには侵されやすいです。
一般的に男性は女性よりも皮脂の分泌量が多くなります。
エクリン腺が酸性、アポクリン腺がアルカリ性です。
腋窩のアポクリン腺は悪臭を発することもあります。
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02
皮膚科学に関する問題です。
◯・・・・正しい記述です。
◯・・・・正しい記述です。
◯・・・・正しい記述です。
✕・・・・誤った記述です。正しくは、エクリン腺の汗が酸性でアポクリン腺の汗がアルカリ性です。
よって、【エクリン腺の汗はアルカリ性で、アポクリン腺の汗は酸性である。】が誤った記述でこの問の正解になります。
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03
汗腺の種類は2種類あり、エクリン腺は全身に分布しており、体温調節を目的としています。それに比べて、アポクリン腺は脇の下などの特定の部位に存在しており、緊張した時などに汗を分泌させています。
それぞれ、形状、分泌条件が異なりますので、混同しないように気をつけましょう。
皮膚の表面にある脂肪膜は、常在菌によって弱酸性を保っており、細菌の発育を防ぐなど、皮膚を守る役割をしています。
よって正しいです。
脂肪膜と角質層のケラチンは、外部からの刺激をバリアし、肌を保護する機能があります。
よって正しいです。
男性ホルモンは、脂腺細胞に対して影響力を持ち、これによって脂腺の発育を促進させます。
よって正しいです。
エクリン腺の汗はサラサラしており、酸性です。アポクリン腺の汗は粘り気があり、アルカリ性です。
よって誤りです。
女性に比べて男性は皮脂量が多いなど、生活知識から解答できる選択肢もあると思います。
落ち着いて選択肢を見ていきましょう。
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