問題
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次の事例を読んで、問題について答えなさい。
〔事例〕
Kさん(23歳、男性)は、この 5年間、コンビニに買い物に行く程度で、「仕事はするよ」と口にはしているが、自室でテレビを見たりパソコンゲームをしたりする生活をしていた。ひきこもるようになったのは、高校時代に仲の良かった友人とのトラブルがあり、それ以降登校しなくなってからである。 Kさんは小学生のころ両親が離婚し、現在は母親と3歳年上の兄との3人暮らしである。母親とは日常会話はしているが、ひきこもるようになったきっかけや将来のことなどについて話すことはなかった。
母親は何とかしなければど悩んでいたが、県の精神保健福祉センター(以下「センター」という。)で、ひきこもっている当事者や家族への個別相談、家族のセルフヘルプグループ、当事者を対象としたグループワークなどの支援が実施されていることを知り、そのことをKさんに話した。 Kさんがその話に少し関心を示したように思えたため、母親はセンターに相談に行き、 L精神保健福祉相談員が面接を担当した。
その後、母親はL精神保健福祉相談員との面接を継続し、センターで月1回開催されている「ひきこもり家族の会」というセルフヘルプグループに参加するようになった。
このグループに参加するようになってからの母親は、表情も明るくなりKさんと今後のことについても少しではあるが、話すことができるようになってきて、 Kさんへの直接支援をしてほしいと依頼した。
ところが、数日後に母親から電話があり、「理由は分からないが、 Kは私との会話も少なくなり自室にこもりがちになってしまった。センターのことを話すと、自分で仕事を探すから放っておいてくれ、と話に乗ってこない」とのことだった。 Kさんがセンターに通うようになることを期待していた母親は、落胆して「どうしてよいか分からない」とため息をついた。そのため、母親も参加してケア会議を開き、状況把握と今後の支援の方針を確認した。
次の記述のうち、ケア会議で検討された支援の方針として、適切なものを1つ選びなさい。
〔事例〕
Kさん(23歳、男性)は、この 5年間、コンビニに買い物に行く程度で、「仕事はするよ」と口にはしているが、自室でテレビを見たりパソコンゲームをしたりする生活をしていた。ひきこもるようになったのは、高校時代に仲の良かった友人とのトラブルがあり、それ以降登校しなくなってからである。 Kさんは小学生のころ両親が離婚し、現在は母親と3歳年上の兄との3人暮らしである。母親とは日常会話はしているが、ひきこもるようになったきっかけや将来のことなどについて話すことはなかった。
母親は何とかしなければど悩んでいたが、県の精神保健福祉センター(以下「センター」という。)で、ひきこもっている当事者や家族への個別相談、家族のセルフヘルプグループ、当事者を対象としたグループワークなどの支援が実施されていることを知り、そのことをKさんに話した。 Kさんがその話に少し関心を示したように思えたため、母親はセンターに相談に行き、 L精神保健福祉相談員が面接を担当した。
その後、母親はL精神保健福祉相談員との面接を継続し、センターで月1回開催されている「ひきこもり家族の会」というセルフヘルプグループに参加するようになった。
このグループに参加するようになってからの母親は、表情も明るくなりKさんと今後のことについても少しではあるが、話すことができるようになってきて、 Kさんへの直接支援をしてほしいと依頼した。
ところが、数日後に母親から電話があり、「理由は分からないが、 Kは私との会話も少なくなり自室にこもりがちになってしまった。センターのことを話すと、自分で仕事を探すから放っておいてくれ、と話に乗ってこない」とのことだった。 Kさんがセンターに通うようになることを期待していた母親は、落胆して「どうしてよいか分からない」とため息をついた。そのため、母親も参加してケア会議を開き、状況把握と今後の支援の方針を確認した。
次の記述のうち、ケア会議で検討された支援の方針として、適切なものを1つ選びなさい。
1 .
センターの母親への支援を継続する。
2 .
Kさんへの支援は、母親に任せる。
3 .
Kさんに心理療法を行う機関を紹介する。
4 .
Kさんにアルバイトをするよう勧める。
5 .
Kさんを世帯分雜して、生活保護を申請するよう提案する。
( 第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問51 )