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精神保健福祉士の過去問 第16回(平成25年度) 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問55

問題

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次の事例を読んで、問題について答えなさい。
〔事例〕
地域活動支援センター 1型のWセンターは、人口13万人の地方都市の商店街の一角にある。 2年前の開設に際しては、商店街の人たちから施設設立に反対する意見があがり、市や市議会議員らの尽力で何とか開設にこぎつけたという経緯がある。同じ商店街には、 Wセンターが運営しているX喫茶店があるが、地域住民の利用はほとんどない。 WセンターのA精神保健福祉士は、 X喫茶店やWセンターの活動をもっと地域に根づいたものにしたいと考え、この地区を担当する民生委員のBさんと話し合い、まずは住民の二ーズを把握してみようということになった。そこでA精神保健福祉士は、様々な立場の地域住民に一堂に集まってもらい意見を聞く機会をもつことにし、利用者やBさんの協力を得ながら準備を重ねた。当日は、 A精神保健福祉士がファシリテーターの役割を担い、参加者に互いの考えを尊重し合いながら、自分の暮らす町についての意見を自由に出し合ってもらった。

次のうち、この場面でA精神保健福祉士が行った二ーズ把握の方法として、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
半構造化インタビュー
   2 .
パブリックコメントの募集
   3 .
アンケート調査
   4 .
フイールドワーク
   5 .
ワークショップ
( 第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問55 )
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この過去問の解説 (3件)

56
正解は5です。

「A精神保健福祉士がファシリテーターの役割を担い、参加者に互いの考えを尊重しながら、自分の暮らす町についての意見を自由に出し合ってもらった」という場面から、適するニーズ把握の方法を選択する問題です。

1.まず、構造化インタビューとは、予め質問を決めておき、その通りにインタビューを進める一問一答式の方法をいいます。これに対し、半構造化インタビューとは、予めおおまかな質問を決めておき、回答者の答えによって、さらに詳細を尋ねていく(半分だけ構造化された)インタビュー方法です。ここでは参加者が自由に意見を出し合っていることから、半構造化インタビューには該当しません。

2.パブリックコメントとは、公的機関が政令や省令等を定める際に、あらかじめその案を公表し、意見や情報を募集する方法をいいます。今回のケースには該当しません。

3.アンケート調査は、アンケート用紙を用いて、複数の人に同じ内容を質問する方法です。今回のケースには該当しません。

4.フィールドワークは、現地調査のことで、現地を実際に訪れてさまざまな調査を行うことをいいます。今回のケースでは商店街や喫茶店を直接訪れての調査ではなく、地域住民に集まってもらって行っている調査であるため、フィールドワークであるとはいいきれません。

5.ワークショップとは、司会進行役であるファシリテーターを中心に、参加者全員に自由な意見を出し合ってもらう方法で、適切な回答であるといえます。

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13
1.誤答。半構造化インタビューは事前に質問事項を決めておき、回答者の回答によって質問内容を変更していく方法。

2.誤答。パブリックコメントは公的な機関法律などを制定するときに公的に意見を求める方法。

3.誤答。アンケート調査はアンケート用紙を用いて複数の方に同様の質問を行い集計する方法。

4.誤答。フィールドワークとは現地調査のことで対象となる地域で生活したりする社会調査の方法です。

5.正答。その通りです。

12
5 . 「ワークショップ 」が適切です。
(説明)ファシリテーターが進行役となり、自由に意見を発言できる環境を整え、体験的に学ぶ方法がワークショップです。今回の地域住民のニーズの把握には適した方法です。

※様々な立場の地域住民に一堂に集まってもらい意見を聞く場面で、A精神保健福祉士が行った二ーズ把握の方法として、適切なものを選ぶ問題です。

1 . 不適切です。
(説明)「半構造化インタビュー 」は、インタビューアーが大まかな質問項目を決めておき、回答者の答えによって追加したりできる面接法です。今回の大人数を相手にする方法には適していません。

2 .不適切です。
(説明)「パブリックコメント」は、公的な機関が規則などを制定しようとするときに、意見・情報・改善案などを求める為に行うものなので、適していません。

3 .不適切です。
(説明)「アンケート調査」は、質問紙を配って回答してもらう方法です。今回の様に一堂に集合して行うときには適していません。

4 . 不適切です。
(説明)「フイールドワーク 」は解決すべき問題がある場所へ訪問し行うものです。今回の様に集まってもらい意見を聞く場面で用いるのは、適切ではありません。

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