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精神保健福祉士の過去問「第16114問」を出題

問題

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地域福祉におけるニーズ把握に関する次の記述のうち、より適切なものを2つ選びなさい。
   1 .
生活上のニーズを把握するために、認知症高齢者の家族から状況を聞き取り、KJ法を応用して意見を集約した。
   2 .
子育てに関する個別具体的なニーズを把握するために、一部の回答者のニーズが強調されすぎるため聞き取り調査は避けて、質問紙調査で全体のニーズを把握した。
   3 .
在宅介護を受けている認知症高齢者のニーズを把握するために、本人を対象としてアクション・リサーチの方法を用いて調査した。
   4 .
在宅で暮らす高齢者の潜在的なニーズを把握するためにふれあい・いきいきサロン活動に参加し、活動の合間に参加者から話を聞いた。
   5 .
住民全体のニーズを把握するために、インターネットで質問に回答してもらうことで、量的に幅広く住民のニーズ把握をすることにした。
( 第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 地域福祉の理論と方法 )

この過去問の解説 (3件)

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正解は1と4です。
1のKJ法とは、多くの断片的なデータを統合して問題解決に使われる方法です。カード作成、グループ編成、図式化、叙述化の4つのステップを踏み、整理していきます。4の手法は参与観察というものです。

他の選択肢については以下のとおりです。

2→「個別的なニーズ」の把握のためには「聞き取り調査」は有効です。質問紙調査は全体把握に用います。よって不適切です。

3→アクションリサーチとは、実践活動とその効果を客観的に分析・評価し、実践活動の改善を行う調査研究方法です。現状のニーズを把握するのであれば、聞き取り調査が適切です。

5→インターネットではなく、質問紙が適切です。インターネットの場合、ネットに慣れ親しんでいる人には便利ですが、高齢者で使えない方もいる可能性もありますし、環境が整っていない方もいらっしゃるかもしれません。


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正解は1と4です。

1.KJ法とは付箋紙などを使って、自由な意見を出してもらい、それをグループ化しながら整理していく手法をいいます。生活上のニーズを把握するために、認知症高齢者の家族から意見を集約する際の手法として、KJ法は適切なものといえます。

2.個別の具体的なニーズを把握するためには、一部の回答者のニーズが強調されすぎないように配慮しながら、聞き取り調査を行うことが有効であるため、適切とはいえません。

3.アクションリサーチは、問題の共有と定義から、計画、実践、分析、評価、発表という形で課題解決を図る研究手法です。ニーズ把握という局所的な場面で用いる手法ではありません。

4.地域での活動に一緒参加することで、潜在的なニーズを把握することができやすいため、ふれあい・いきいきサロン活動に参加して、活動の合間に参加者から話を聞くことは適切な方法といます。

5.インターネットを使った調査方法は、インターネットを使わない住民の声が反映されないため、量的に幅広く住民全体のニーズを把握するには不向きです。
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※1と4が正解です。

1 . 正解です。
「生活上のニーズを把握するために、認知症高齢者の家族から状況を聞き取り、KJ法を応用して意見を集約した。」
(説明)ニーズ把握の為に家族から話しを聞くことも適切で、KJ法(データをまとめるために考案した手法)を使い集約したのも適切です。

4 .正解です。
「在宅で暮らす高齢者の潜在的なニーズを把握するためにふれあい・いきいきサロン活動に参加し、活動の合間に参加者から話を聞いた。」
(説明)社会調査法の参与観察という方法で高齢者の潜在的ニーズを把握しようと、サロンに参加しています。

 
 地域福祉におけるニーズ把握に関する次の記述についての問題です。

2 . 不正解です。
「子育てに関する個別具体的なニーズを把握するために、一部の回答者のニーズが強調されすぎるため聞き取り調査は避けて、質問紙調査で全体のニーズを把握した。」
(説明)個別具体的なニーズの把握には、量的な調査方法である質問紙調査より、質的調査方法である聞き取り調査の方が適している。

3 . 不正解です。
「在宅介護を受けている認知症高齢者のニーズを把握するために、本人を対象としてアクション・リサーチの方法を用いて調査した。」
(説明)在宅介護を受けている認知症高齢者のニーズを把握する方法として、本人を対象とするアクション・リサーチは適さない。
・認知症高齢者本人を対象とすることが適切なのか(家族の方が良いのではないか)。
・本人を対象にするのであれば聞き取り調査が向いている。
※アクション・リサーチは、社会が抱えるさまざまな問題のメカニズムを、研究者と問題の当事者で協力して解明し社会に還元する方法です。

5 . 不正解です。
「住民全体のニーズを把握するために、インターネットで質問に回答してもらうことで、量的に幅広く住民のニーズ把握をすることにした。」
(説明)インターネットで質問に回答してもらう方法は、ネット環境がある人にとっては簡単で効率の良い方法です。一方で、本当に幅広く住民のニーズを把握できるかは、住民のインターネット普及率やどの程度使用できるかなどに左右されます。
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