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精神保健福祉士の過去問 第17回(平成26年度) 精神疾患とその治療 問7

問題

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統合失調症に対する抗精神病薬による治療に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
   1 .
幻覚・妄想より認知機能障害に有効である。
   2 .
高齢者に対しては、若年者より投与量を増やす。
   3 .
症状寛解後も長期にわたる服薬を要する。
   4 .
薬剤選択に当たっては、糖尿病の合併を考慮する。
   5 .
多剤併用を基本とする。
( 第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問7 )
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この過去問の解説 (4件)

70
正解は3、4です。

1.抗精神病薬の中には認知機能障害に有効とされるものもありますが、幻覚・妄想よりも有効とはいえません。

2.高齢者に対しては、薬の副作用が心配されるため、若年者より投与量は減らされます。

3.統合失調症においては、症状が寛解した後も、再燃防止のために、長期にわたる服薬をする必要がります。

4.非定型抗精神病薬は、高血糖を生じさせることがあり、特にオランザピンとクエチアピンは糖尿病患者への投与は禁忌です。したがって薬剤選択に当たっては、糖尿病の合併を考慮しなければいけません。

5.抗精神病薬は、単剤投与を基本とします。

付箋メモを残すことが出来ます。
23
正解は3、4です。

1、「抗精神病薬」は、認知機能障害には対応すること出来ません。「抗精神病薬」は、脳じあるドーパミン神経系のにおける伝達を遮断する作用があり、過剰なドーパミンの伝達を防ぎ精神症状を改善することができます。また、幻覚・妄想などの精神症状を治療するためのものです。

2、「抗精神病薬」の治療法は、高齢者は内臓機能、特に解毒作用を行う腎臓機能が低下するのに対し、副作用が強く出てしまいます。高齢者に対しては若年者より投与する量を減らすことが重要になってきます。

3、正解です。

4、正解です。

5、何種類もの抗精神病薬を使用してしまうと、効果よりも、抗鎮静や、強い錐体外路症状などの副作用がでてしまうため、多剤併用は避けることが大切です。単剤で症状の程度に合わせて用量を調節することが重要になってきます。

18
向精神薬は、中枢神経に作用して精神障害の治療に使われる薬物の総称です。
1 .  ×  向精神薬のうち、抗精神病薬は、強力精神安定剤(メジャートランキライザー)とも言われ、抗幻覚妄想状態に有効です。
2 .  ×  高齢者は、ふらつき、転倒などのリスクが大きいので、投与量を増やしてはダメです。 
3 .  〇 症状寛解後(落ち着いたあと)も、再発の可能性があるので、しばらくは服薬を続けて、徐々に減薬をしていく必要があります。
4 .  〇 副作用があるので、薬剤選択に当たっては、注意点がありますが、糖尿病の悪化もありうるので、気を付ける必要があります。
5 .  ×  昨今は、多剤併用は意味がないとの説が強く、できるだけ単剤で不必要な大量投与にならないような処方が推奨されています。.

12
正解は3と4です。
再発防止のため、症状寛解後も、急に断薬してはいけません。医師の指導のもと、徐々に減薬していきます。また、抗精神病薬の中には、投与中に血糖値上昇が確認されているものがあります。服薬時には注意が必要です。

その他の選択肢については、以下のとおりです。

1…古くから使われてきた従来型抗精神病薬は、認知機能障害にはあまり効果が望めません。

2…高齢者については、副作用のリスク回避のため投与量を減らす傾向にあります。

5…統合失調症患者の多剤併用が問題となっており、単剤治療を基本としています。

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