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精神保健福祉士の過去問 第18回(平成27年度) 精神疾患とその治療 問7

問題

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向精神薬とその作用に関する次の組合せのうち、正しいものを1つ選びなさい。
   1 .
炭酸リチウム ----- 抗てんかん作用
   2 .
定型抗精神病薬 ----- ドーパミン受容体遮断作用
   3 .
非定型抗精神病薬 ----- アセチルコリンエステラーゼ阻害作用
   4 .
三環系抗うつ薬 ----- 選択的セロトニン再取り込み阻害作用
   5 .
ベンゾジアゼピン系抗不安薬 ----- ヒスタミン受容体遮断作用
( 第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問7 )
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この過去問の解説 (3件)

65
正解は2です。

1.炭酸リチウムは、躁うつ病の治療に使われます。抗てんかん薬の中には、躁状態に効くものもありますが、炭酸リチウムには抗てんかん作用はありません。

2.定型抗精神病薬には、ドーパミン受容体を遮断する作用があります。統合失調症などで脳がドーパミンを受容しすぎる状態を抑える働きがあります。

3.アセチルコリンエステラーゼ阻害剤は、アルツハイマー型認知症の症状を遅らせることが期待されています。非定型抗精神病薬には、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用はありません。

4.選択的セロトニン再取り込み阻害作用があるSSRIは、三環系抗うつ薬と並ぶ代表的な抗うつ薬ですが、三環系抗うつ薬に選択的セロトニン再取り込み阻害作用はありません。

5.ヒスタミン受容体を遮断する作用は、風邪薬やアレルギー疾患を緩和する薬に認められ、睡眠改善薬にも利用されています。ベンゾジアゼピン系抗不安薬にはヒスタミン受容体遮断作用はありません。

付箋メモを残すことが出来ます。
37
正解は2です。

定型抗精神病薬は、ドーパミン受容体遮断作用のある薬です。ドーパミンとは、脳内神経伝達物質で、過剰に分泌されると脳が異常に興奮し、幻覚や幻聴を起こしてしまいます。定型抗精神病薬は、ドーパミン受容体を遮断することで、ドーパミンの過剰な分泌を抑え、症状を緩和します。

炭酸リチウムは、気分を安定させる作用のある薬です。躁状態の治療に用いられますが、抗てんかん作用はありません。

非定型抗精神病薬は、ドーパミン受容体遮断作用とセロトニン受容体の遮断作用を併せ持ちます。セロトニンも神経伝達物質の1つで、ドーパミンの働きを抑えバランスを保ちます。非定型抗精神病薬には、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用はありません。

三環系抗うつ薬は、セロトニンとノルアドレナリンが再取り込みをされて減ることを阻害します。セロトニンには、気持ちを安定させる働きがあり、不安や落ち込みを軽減してくれます。ノルアドレナリンには、意欲を上げる働きがあり、意欲や気力の低下に効果があります。

三環系抗うつ薬は、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、両物質を脳内で増やし、うつ状態を緩和してくれます。ただし、選択的セロトニン再取り込み阻害作用はありません。その働きはSSRIの作用です。

べンゾジアゼピン系抗不安薬には、神経伝達物質ガンマアミノ酸(GABA)の働きを強める作用があります。ガンマアミノ酸(GABA)は、不安を鎮めたり、筋肉の緊張をほぐしたりします。
ヒスタミン受容体遮断作用は、三環系うつ薬の作用です。ヒスタミンは、セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンの放出を促します。

14
 正解は2です。

1.炭酸リチウムは、躁病や双極性障害の躁状態に処方する気分安定薬です。てんかんの治療薬として長くつかわれた薬に気分安定作用がみつかり、デパケンやテグレトールなど、躁やうつの治療に使われてきたものはありますが、炭酸リチウムには抗てんかん作用はありません。

2.定型抗精神病薬には、ドーパミン受容体を遮断する作用があります。

3.非定型抗精神病薬は、ドーパミンやセロトニンを阻害することにより統合失調症の陰性症状に作用します。アセチルコリンエステラーゼ阻害作用はありません。

4.選択的セロトニン再取り込み阻害作用はSSRIで、セロトニンを阻害する第三世代でマイルドな効果があります。第一世代の三環系抗うつ薬のほうが作用が強く、選択的セロトニン再取り込み阻害作用はありません。

5.ベンゾジアゼピン系抗不安薬は不安、緊張、抑うつに効果があり、ヒスタミン受容体遮断作用はありません。ヒスタミン受容体を遮断する作用は、抗アレルギー作用を示し、蕁麻疹、湿疹、鼻炎、アレルギー疾患などに用いられます。

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