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精神保健福祉士の過去問「第24532問」を出題

問題

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次の事例を読んで、問題について答えなさい。

〔事 例〕
Cさん(45歳、男性)は、妻と2人の子ども(高校生と中学生)の4人家族で、これまで順調に働いてきた。1年前に営業部の課長となったCさんは、責任感を持って仕事に取り組んでいたが、部下との関係がうまくいかずに悩んでいた。その後、次第に疲れやすくなり食欲不振と不眠がみられ、表情は乏しく元気がなくなっていった。ある日、仕事でのミスが続き取引先から叱責され、それを契機に朝起きられず出勤できない日が続いた。
心配した上司に勧められてV精神科病院を受診したところ、うつ病と診断され、しばらく会社を休むことになった。Cさんと妻は、今後の生活についてV精神科病院のD精神保健福祉士に「学費や住宅ローンもあるし、お父さんがずっと家にいて子どもたちにはどうでしょうか」「休みが続くと会社に戻れなくなるのではないだろうか」と不安そうに相談した。(※1)

1か月が経過し、復職を焦り始めたCさんは「早く職場に戻りたい」と上司に訴え、元の部署に復帰したが、うつ状態が悪化しては休むことが繰り返された。そのようなCさんに、主治医はデイケアの復職支援プログラムを利用して確実な復職と再発予防に取り組む必要性を説いた。Cさんは休職の手続を取ってデイケア通所を開始し、引き続きD精神保健福祉士が担当になった。Cさんは休まずデイケアに参加し真面目にプログラムに取り組んだ。次第に体力も回復し他のメンバーと笑顔で会話するようになったが、自分のやり方にこだわりが強く、それを正しいと思い込んで周囲に強いる様子が目立った。D精神保健福祉士は、デイケアのカンファレンスでCさんの現状を伝え、今後の対応を協議した。(※2)

デイケアを開始して5か月が経過した頃、D精神保健福祉士はCさんと面談し、今後の意向を確認した。Cさんは「デイケアで自分の課題が見えてその対処法も学んできた。そろそろ復職に向けて具体的に進めたい」「休んでいた期間が長かったので通勤が不安だし、前と同じように働けるのかも心配」と答えた。D精神保健福祉士はCさんの意向を踏まえて、今後必要な働きかけを検討した。(※3)


(※3)次の記述のうち、D精神保健福祉士の今後の働きかけとして、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
復職のタイミングはCさん自身が決めるよう伝える。
   2 .
他の部署への配置転換を上司に依頼する。
   3 .
次のステップとして就労移行支援事業の利用を勧める。
   4 .
Cさんの病状を社員に周知させるよう会社に助言する。
   5 .
職場の前まで行ってからデイケアに来ることを提案する。
( 第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 )

この過去問の解説 (4件)

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正解は5です。

1:復職のタイミングにおいて、本人の自己決定が重要ではありますが、Cさんの一度職場復帰をしてうまくいかなかった状況やD精神保健福祉士との面談で、本人が復職への不安を話している事を考慮する事が必要です。Cさんの意向を踏まえた上で、Cさんの状況を主治医や支援者が総合的に判断しながら、職場の上司や関係者などと連携をとりつつ復帰の時期を決めていけるような支援が必要となります。よって誤りです。

2:Cさんが他の部署への配置転換を希望しているわけではありませんし、Cさんは元の部署への復職に向けてプログラムに取り組んできました。この時点でD精神保健福祉士から配置転換を上司に依頼する事は有りえません。よって誤りです。

3:就労移行支援事業は、障害者総合支援法で定められた障害福祉サービスの1つです。企業への就職を希望する障がい者が職業訓練や就活支援などを受けるために利用します。復職支援プログラムを受け元の職場への復職を目指しているCさんが現時点で利用することは適切ではありません。よって誤りです。

4:本人の病状を社員に周知させるかどうかは、Cさん本人が決める事です。D精神保健福祉士の今後の働きかけとして適切とは言えませんので誤りです。

5:Cさんは通勤の不安をD精神保健福祉士へ話しています。職場の前まで行くという行動は、通勤を想定したリハビリテーションとなりますので正解です。
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正解は5です。

1.復職のタイミングはCさん自身の意向をふまえながら、主治医や会社と相談して決める必要があります。

2.設問の時点でCさんから配置転換の希望はないため、配置転換を上司に依頼することは働きかけとして適切ではありません。

3.Cさんは復職を希望しているため、新規就労が対象である就労移行支援事業の利用を勧めることは適切ではありません。

4.事例から、病状を周知した方がいいかどうか、Cさんの意向を読み取ることはできないため、適切な働きかけとはいえません。

5.通勤が不安というCさんに対し、職場の前まで行ってからデイケアに来ることを提案することは適切な働きかけといえます。
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問われている今後の働きかけは、文中の「デイケアで自分の課題が見えてその対処法も学んできた。そろそろ復職に向けて具体的に進めたい」「休んでいた期間が長かったので通勤が不安だし、前と同じように働けるのかも心配」という部分に焦点を当て、選択肢をみていきます。

選択肢1は、復職に対して消極的になっている人に提案すると効果的ですが、Cさんは復職に対して前向きな姿勢であるため、働きかけとしては不十分です。

選択肢2は休職期間の長さへの不安に対しての対応策にはなっていません。また配置転換が必要かはCさんの判断で行うことです。Cさんの承諾も得ずに、こちらが直接配置転換を依頼することはありません。

選択肢3は復職に向けて具体的に進めたいというCさんの意向に沿うものではありません。

選択肢4は病気のことをオープンにするか、クローズにするかは、あくまでCさん自身が決めることなので不適切です。

選択肢5は通勤についての不安に対して直接的なアプローチです。職場まで行くという具体性もあることから、Cさんへの働きとして適切だと言えます。
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正解は5です。

Cさんは長期間の休みにより「通勤が心配」、「前と同じように働けるか心配」と答えています。
これに対応する働きかけを選択します。

1 . 不安の訴えに対して、自分で決めるように促すとことは、不安を軽減するための働きかけがなされないことを意味します。
よって、この対応は誤りです。

2 . 以前と異なる業務を希望しているということは訴えていないため、この働きかけは不適切です 。
よってこの対応は誤りです。

3 .就労移行支援施設は障害者総合支援法のサービスの一つで復職支援プログラムと同質の支援を行っています。そのため、次のステップにはふさわしいとは言えません。
よってこの対応は誤りです。

4 . Cさんの病状を社員に周知させるかどうかはCさんの意思を確認したうえで必要であれば手伝いをするものであり、いきなり会社に助言するということは、Cさんの権利擁護の観点からも不適切です。
よってこの対応は誤りです。

5 . 職場の前まで行ってみることは、実際の通勤の段階的なスタートになり、提案することで不安をを小さくできる可能性があります。
よってこの対応は適切です。
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