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精神保健福祉士の過去問 第18回(平成27年度) 精神保健福祉に関する制度とサービス 問64

問題

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Kさん(38歳、女性)は、入退院を繰り返す中で、すっかり退院への自信もその後の生活への希望も失っていた。その時、一足先に退院したLさん(40歳、女性)が通院の度に声をかけてくれ、新たに始めたアパートでの生活について楽しそうに話してくれた。その後、Kさんも退院と同時に一人暮らしを始めた。地域での生活に慣れてきたKさんは、Lさんのように、同じ病気を有する人の役に立ちたいと思い、通院先で担当のM精神保健福祉士にそのことを話すと、P市があるスタッフを探していると教えてくれた。そのスタッフとは、退院に不安を持つ入院中の人を訪ねて、同じ経験を持つ人の立場から、退院に前向きな気持ちになれるように支援するものであった。

次のうち、そのスタッフにふさわしい名称として、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
ジョブコーチ
   2 .
ゲートキーパー
   3 .
ケアワーカー
   4 .
スーパーバイザー
   5 .
ピアサポーター
( 第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉に関する制度とサービス 問64 )
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この過去問の解説 (4件)

25
選択肢ごとの名称の役割を知っておきます。

ジョブコーチ:障害者やその家族、または事業主に対して安定して就業できるように、職場適応に関する支援を行う者。

ゲートキーパー:自殺の危険を示すサインを汲み取り、声かけや話の傾聴、適切な支援へ繋げる役割の者。「命の門番」と位置づけられることもある。

ケアワーカー:障害者や高齢者の日常生活における援助をする者。いわゆる「介護者」

スーパーバイザー:監督または管理者を意味する。経験の浅い援助者に対し、熟練の経験や技能の指導をする者。

ピアサポーター:ある悩みや経験をした者が、同じ立場の者にその経験を語り、お互いに支えあうことで回復を促す活動を行う者。

文中には「同じ経験を持つ人の立場から、退院に前向きな気持ちになれるように支援するもの」とあるので、該当するのは選択肢5です。

付箋メモを残すことが出来ます。
8
正解は5です。

1:ジョブコーチは、障害の特性を踏まえて、障害者が円滑に就労できるように支援します。出来ることと出来ないことを事業所へ伝えたりするなど、職場内外の支援環境を整えていきます。入院中の人へ退院へ向けての支援をするスタッフではありません。よって誤りです。

2:ゲートキーパーは、自殺の危険を示すサインに気づき、悩んでいる人へ声かけや話を聞くなどの適切な対応で自殺予防をする人のことです。入院中の人へ退院へ向けての支援をするスタッフではありません。よって誤りです。

3:ケアワーカーは、介護を行う職員のことです。介護福祉士の資格を持つ人が従事することが多いですが、資格を持たなくても介護の仕事をしている人を指します。入院中の人へ退院へ向けての支援をするスタッフではありません。よって誤りです。

4:対人援助を行う施設や事業所などで、資質の向上を目指すために行われる技法の一つにスーパービジョンがあります。スーパービジョンにおいて指導・助言をする立場の人をスーパーバイザーといいます。(指導・助言を受ける側の人はスーパーバイジー)スーパーバイザーは、入院中の人へ退院へ向けての支援をするスタッフではありません。よって誤りです。

5:ピアサポーターは、同じ症状や悩みを持つ同じような立場の人へ自身の体験や思いを伝え前向きな気持ちになれるように支援します。よって正解です。

5
正解は5です。

1.ジョブコーチは、就労現場で活躍する専門職です。入院中の人を支援するスタッフではありません。

2.ゲートキーパーは、自殺のサインに気づき、適切な声掛けができる人です。入院中の人を支援するスタッフではありません。

3.ケアワーカーは、介護が必要な人の介助を行う人です。事例では介護の話はないため、適切な名称とはいえません。

4.スーパーバイザーは同じ専門職に対して管理、教育、支持、評価を行う人です。入院中の人を支援するスタッフではありません。

5.同じ経験を持つ人の立場から、退院に前向きな気持ちになれるように支援するスタッフとして、ピアサポーターがふさわしい名称です。

2
正解は5です。

Kさんは役に立ちたいと思っていること、相談後に紹介されたのは、「退院に不安を持つ入院中の人を訪ねて、同じ経験を持つ人の立場から、退院に前向きな気持ちになれるように支援するもの」であることから、ぴあサポーターを紹介されたことがわかります。

以下に選択肢を見ていきます。

1:ジョブコーチは、障害を持つ人が働くうえで、職場内の環境調整をする人のことです。

2:ゲートキーパーは、自殺のサインに気づき、声かけや見守りなどを通して、必要な支援につなげていくことができる人を指します。

3:ケアワーカーは、入浴や食事、排せつといった生活上の介助を行う人を指します。

4:スーパーバイザーは、同じ専門職の人に対して、指導や助言をする立場の人です。利用者に対して直接かかわる人ではありません。

5:ピアサポーターとは、自らの体験をもとに、同じ悩みを持つ人に対して、アドバイスや支援を通して交流を深めたり、問題を解決したりしていく仲間のことを指します。

以上のことから、正解は5です。

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