過去問.com - 資格試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

精神保健福祉士の過去問「第49227問」を出題

問題

[ 設定等 ]
次の事例を読んで、次の問題について答えなさい。
〔事例〕
P市のAスクールソーシャルワーカー(精神保健福祉士)は、U小学校の教頭から5年生のBさん(11歳、女性)と面談してほしいと依頼を受けた。教頭の話によると、Bさんは1年前に両親が離婚し、3か月前に母親と共にP市に転入して二人で暮らしている。生活費等は父親が送金しているようである。U小学校に通い始めたものの遅刻や欠席が目立ち忘れ物も多く、登校しても表情は乏しくほとんど一人で過ごしている。心配した担任が母親に連絡を取ったところ、話のつじつまが合わず、周囲に悪い人たちがいて危ないと訴えていたという。Aスクールソーシャルワーカーが面接した際、Bさんはうつむいて黙り続けていたが、徐々に、「優しかったお母さんが変わってしまった。暗い顔してすごくつらそう。突然怖い顔して外に出るなと言ったり、夜中に壁に向かって何かをずっと言ったりしてすごく怖い」と話し、「私が何かいけないことしたのかな」と泣きじゃくった。

AスクールソーシャルワーカーはBさんの意向を確認した上で、P市を管轄する保健所のC精神保健福祉相談員(精神保健福祉士)に相談し、Bさんと母親への支援の協力を依頼した。C精神保健福祉相談員は、Bさんの母親に精神疾患が疑われることから、医療・教育・行政機関が連携した支援チームをつくり、訪問による支援を開始した。

母親は支援チームのスタッフが訪ねても、初めのうちは玄関を開けてくれなかったが、訪問を繰り返すうちに顔を出すようになった。母親の話は脈絡のないことも多かったが、3年前に元夫に連れられて精神科を受診するようになったが、数か月前から通院をやめていたことが分かった。その後、母親は治療を再開し、訪問看護が行われた。この間、並行してBさんへの支援も行われ、Bさんは毎日登校できるようになった。(※2)

中学校に進学すると、BさんはC精神保健福祉相談員の紹介で精神障害のある親と暮らす子どもが集う会に参加し始めた。そして、「集う会では学校の友達に言えないことも話せる」とBさんが笑顔で話す様子もみられるようになった。

次のうち、(※2)の時点で支援チームが活用したBさんに対する支援として、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
児童発達支援センターにおける心理的サポート
   2 .
U小学校におけるTEACCHプログラムの導入
   3 .
保健所における精神障害を理解するための心理教育の実施
   4 .
医療機関における内観療法による治療的アプローチ
   5 .
放課後等デイサービスにおける交流の機会の提供
( 第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 )

この過去問の解説 (2件)

このページは設問の個別ページです。
学習履歴を保存するには こちら
評価する
2
評価しない
 母親の治療が再開され、訪問看護を利用し、それに並行してBさんへの支援も行われました。母親の精神障害に対する理解を深めていくことによって、心の安定にもつながることから、選択肢2が適切といえます。

1.×
 Bさんは、児童発達支援センターの対象になるとは見受けられないため、適切とはいえません。
 「児童発達支援センター等は、主に未就学の障害のある子ども又はその可能性のある子どもに対し、個々の障害の状態及び発達の過程・特性等に応じた発達上の課題を達成させていくための本人への発達支援を行うほか、子どもの発達の基盤となる家族への支援に努めなければならない。また、地域社会への参加・包容(インクルージョン)を推進するため、保育所、認定こども園、幼稚園、小学校、特別支援学校(主に幼稚部及び小学部)等(以下「保育所等」という。)と連携を図りながら支援を行うとともに、専門的な知識・経験に基づき、保育所等の後方支援に努めなければならない。」としています。

2.×
 TEACCHプログラムは、主に自閉症スペクトラムの児・者を対象とした療育方法のことで、Bさんはこの対象ではないため、適切ではありません。

3.○
 保健所で心理教育を実施することで、母親やBさんの障害に対する理解が深まり、心身共に安定した生活を送れるよう支援することは、適切といえます。

4.×
 内観療法とは、自分自身のことを観察し、見つめなおす精神療法のことですが、Bさんに必要であるとは見受けられないため、適切とはいえません。

5.×
 Bさんは放課後等デイサービスの対象となるとは見受けられないため、適切ではありません。
 放課後等デイサービスは、支援を必要とする障害のある子どもに対して、学校や家庭とは異なる時間、空間、人、体験等を通じて、個々の子どもの状況に応じた発達支援を行うことにより、子どもの最善の利益の保障と健全な育成を図る事業です。
評価後のアイコン
付箋メモを残すことが出来ます。
評価する
0
評価しない
正解は3です。
(※2)の時点では、Bさんの母親が治療を再開しました。そしてBさんも学校へ登校できるようになっています。

1→「児童発達支援センター」とは、身体、知的または精神に障害を持つ未就学の子どもに対する通所訓練施設です。現段階でBさんにそのような状態は話にでていないので、Bさんに対する支援として適切ではないです。

2→「TEACCHプログラム」とは、自閉症児支援のプログラムです。現段階でBさんにそのような状態は話にでていないので、Bさんに対する支援として適切ではないです。

3→「心理教育」とは、精神保健問題を抱える患者本人および家族に対して行う教育のことです。

Bさんが母親のことを理解していくうえで必要な支援といえます。

4→「内観療法」とは、精神療法です。Bさんに対する支援として適切ではないです。

5→放課後等デイサービスとは、障害のある学齢期児童を対象とした福祉サービスです。現段階でBさんにそのような状態は話にでていないので、Bさんに対する支援として適切ではないです。
評価後のアイコン
問題に解答すると、解説が表示されます。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
設問をランダム順で出題するには こちら
この精神保健福祉士 過去問のURLは  です。

学習履歴の保存や、評価の投稿、付箋メモの利用には無料会員登録が必要です。

確認メールを受け取れるメールアドレスを入力して、送信ボタンを押してください。

※すでに登録済の方はこちら

※利用規約はこちら

メールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」ボタンを押してください。

※パスワードを忘れた方はこちら

※新規会員登録はこちら

ログアウトしてもよろしいですか。

パスワードを再発行される場合は、メールアドレスを入力して
「パスワード再発行」ボタンを押してください。

付箋は自分だけが見れます(非公開です)。