精神保健福祉士の過去問
第16回(平成25年度)
精神保健福祉相談援助の基盤 問29
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問題
第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉相談援助の基盤 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
多職種連携の意義に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
- 様々な専門職の視点を基に、利用者の理解について全人的な把握が可能になる。
- 専門職の間で発生する対立・葛藤を未然に防止することができる。
- 利用者の意向確認が省け、専門職による方針決定が迅速になる。
- 医学モデルによる治療システムに適しており、医師の指導が徹底できる。
- 異なる立場の専門職同士が共に学び合い、専門職として成熟していく機会になる。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.様々な専門職の視点を基に、利用者の理解について全人的な把握が可能になります。
2.多職種連携では、専門職間の対立・葛藤は発生しやすく、未然に防止することができるとはいえません。
3.多職種連携であっても、それぞれの専門職が利用者の意向を確認して方針決定を行うため、方針決定が迅速になるとはいえません。
4.多職種連携のインターディシプリナリ・モデルやトランスディシプリナリ・モデルには医学モデルは適しているとはいえません。
5.異なる立場の専門職同士が共に学び合うことで、専門職として成熟していく機会になります。
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02
他の選択肢については以下のとおりです。
2→他職種連携は互いの専門性の理解に基づき、尊重しながら行うものなので対立という考えは不適切です。
3→どの職種であってもニーズ分析のため利用者とのコミュニケーションは大切です。意向確認を省くことを怠ってはいけません。他職種連携では、利用者に関する情報を円滑に共有しながら、ケアの全体像を把握し、各自の役割に基づいて、適切にサービスを提供することに意義があります。
4→医師の指導を必要とするのは、治療です。援助には、利用者と地域とのつながりをもたせる福祉的なものもあります。内容によります。
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