精神保健福祉士の過去問
第16回(平成25年度)
精神保健福祉相談援助の基盤 問28
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問題
第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉相談援助の基盤 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
障害者の権利擁護に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
- ソーシャルワークにおけるアドボカシーとは、単なる弁護や代弁ではなく、生活を支援していく上で、幅広く積極的な実践内容を含んでいる。
- ピアアドボカシーとは、クライエント自らが法の遵守を監視し、法の問題点を吟味し指摘する役割をいう。
- 合理的配慮とは、障害者が他の者と平等にすべての人権や基本的自由を享有するのに、必要かつ適当な変更や調整のことをいう。
- ブローカーロールとは、ソーシャルワーカーの弁護者としての役割をいう。
- クラスアドボカシーとは、支援者の側からではなく、当事者自らが主張することを支援することをいう。
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この過去問の解説 (2件)
01
1.アドボカシ―には、生活を支援していく上で、社会環境に積極的に働きかける幅広い実践内容を含んでいます。
2.ピアアドボカシーとは、クライアント自ら指摘することではなく、同じ障害を抱える仲間同士が助け合って代弁することをいいます。
3.合理的配慮は、障害者の権利に関する条約にて「障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。」と規定されています。
4.ブローカーロールとは、仲介者としての役割をいいます。弁護者としての役割は、アドボケートロールといいます。
5.当事者自ら主張することを支援するのは、セルフアドボカシーです。クラスアドボカシーとは、同じ課題を抱えた当事者の代弁や制度の改善・開発を目指すことをいいます。
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02
アドボカシーは、社会問題に対処するために政府や自治体及びそれに準ずる機関に影響をもたらし、公共政策の形成及び変容を促すことを目的とした活動です。また、合理的配慮については、「障害者の権利に関する条約」第2条に書かれています。
他の選択肢については以下のとおりです。
2→ピアアドボカシーとは、仲間同士の権利擁護のことです。
4→ブローカーロールとは、当事者とさまざまな諸制度との仲介者としての役割のことです。
5→クラスアドボカシーとは、同じようなニーズをもつ特定の集団の権利を擁護することです。ちなみに5の説明は、セルフアドボカシーです。
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