精神保健福祉士の過去問
第16回(平成25年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問41

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問題

第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問41 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、精神保健福祉士が行うストレングス視点に基づく援助として、正しいものを2つ選びなさい。
  • 精神保健福祉士が、クライエントにストレングスを身につけさせる。
  • クライエントの希望や願望を援助目標に反映させる。
  • 精神保健福祉士が、援助過程の方向性や内容を決定する。
  • 援助において、精神保健福祉士が主に活動する場は、地域である。
  • 資源を活用する際には、一般的な資源よりも精神保健福祉サービスを重視する。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2と4です。

ステレングス視点とは、クライエントの強みに着目した支援をいいます。その要素としては、願望、能力、自信、資源、社会関係、機会が挙げられます。

1.ストレングス視点とは、クライエントに身につけさせるものではありません。

2.クライエントの希望や願望を援助目標に反映させることは、ストレングス視点といえます。

3.援助過程の方向性や内容を決定するのはクライエント自身です。

4.地域で精神保健福祉士が活動することはストレングス視点といえます。

5.資源を活用する際には、精神保健福祉サービスよりも一般的な資源を重視します。

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02

正解は2と4です。
ストレングス視点とは、利用者の欠点等に着目するのではなく、その潜在能力や環境等、利用者のストレングス(強さ、強み)に着目し、尊重し、それを活かした支援をしていくことにより、利用者自身が主体となり、援助者と対等で協働的な関係で問題を解決していく視点のことです。

1の「身につけさせる」という考え、3の「精神保健福祉士が決定する」という点には協働的という観点がありません。5の「一般的な資源よりも精神保健福祉サービスを重視する」という部分もストレングス視点では先に述べたようにクライエントの潜在能力や環境といった資源を利用するため誤りです。

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