精神保健福祉士の過去問
第16回(平成25年度)
精神保健福祉に関する制度とサービス 問61

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉に関する制度とサービス 問61 (訂正依頼・報告はこちら)

精神医療審査会に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 決定に不服がある場合、上級審査機関に審査請求することができる。
  • 精神医療審査会運営マニュアルによると、取り扱った審査の資料及び議事内容の記録については、少なくとも5年間は保存するものとされている。
  • 退院等の請求を受けて、精神科病院の管理者に対し、退院や処遇改善を命じることができる。
  • 退院等の請求では、やむを得ない事情がある場合を除き、請求受理からおおむね1か月以内に、審査結果を通知するものとされている。
  • 退院等の請求では、同一内容の請求が頻回にある場合、すべて意見聴取を行うこととされている。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (4件)

01

正解は2です。

1.精神医療審査会は一審制であり、上級審査機関が存在しないため、上級審査機関に審査請求することはできません。

2.運営マニュアルには「審査の資料及び議事内容の記録については、少なくとも五年間は保存するものとする。」と記載されています。

3.精神科病院の管理者に対し、退院や処遇改善を命じることができるのは、精神医療審査会ではなく、都道府県知事です。

4.退院等の請求に対し、審査結果を通知するのは精神医療審査会ではなく、都道府県知事になります。運営マニュアルには「都道府県知事は、請求を受理してからおおむね一か月、やむを得ない事情がある場合においてもおおむね三か月以内に請求者に対し、審査結果及び理由の要旨を通知するよう努めるものとする」と記されています(やむを得ない事情の場合であっても期限が記されています)。また審査会については「退院等の請求等の審査が迅速(請求等があってから概ね一ヵ月以内)かつ適切に行われるよう設置」と記されています(やむを得ない事情についての記載はありません)。

5.運営マニュアルに「当該請求受理以前六か月以内に意見聴取を行っている場合において、重ねて意見聴取を行う必要が乏しいと認められるときは、この限りではない。」と記載されているため、同一内容の請求が頻回にある場合は、すべて意見聴取を行わなくてもかまいません。

参考になった数79

02

1.誤答。精神医療審査会の決定に不服のある患者からの再度の請求への対応など機能強化および体制の整備のあり方を検討し、必要な措置を講ずることとされているので上級審査機関は存在しません。

2.正答

3.誤答。退院、処遇の改善命令を行うのは都道府県知事の権限です。

4.誤答。運営マニュアルには概ね1ヶ月、やむ得ない場合は3ヶ月以内と記載されている。

5.誤答。運営マニュアルには同一人から同一趣旨の請求が多数ある場合には、審査の円滑な運営ができるよう、事前に十分整理していくものとするとなっています。

参考になった数26

03

2 .正解です。
「精神医療審査会運営マニュアルによると、取り扱った審査の資料及び議事内容の記録については、少なくとも5年間は保存するものとされている。」
(説明)「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第一二条に規定する精神医療審査会について」で資料及記録の保管についてで、「審査の資料及び議事内容の記録については、少なくとも五年間は保存するものとする。」としています。
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta4598&dataType=1&pageNo=1

※精神医療審査会に関する問題です。


1 .不正解です。
「決定に不服がある場合、上級審査機関に審査請求することができる。」
(説明)精神医療審査会には、上級審査機関が存在しません。

3 . 不正解です。
「退院等の請求を受けて、精神科病院の管理者に対し、退院や処遇改善を命じることができる。」
(説明)精神科病院の管理者に対して処遇改善を命じることができるのは都道府県知事です。

4 . 不正解です。
「退院等の請求では、やむを得ない事情がある場合を除き、請求受理からおおむね1か月以内に、審査結果を通知するものとされている。」
(説明)運営マニュアルでは、その他退院等の請求の審査に関して必要な事項で「都道府県知事は、請求を受理してからおおむね一か月、やむを得ない事情がある場合においてもおおむね三か月以内に請求者に対し、審査結果及び理由の要旨を通知するよう努めるものとする。」としています。

5 . 不正解です。
「退院等の請求では、同一内容の請求が頻回にある場合、すべて意見聴取を行うこととされている。」
(説明)運営マニュアルには退院等の請求の処理についてで、「同一人から同一趣旨の請求が多数ある場合には、審査の円滑な運営ができるよう、事前に十分整理しておくものとする。」と記載があります。

参考になった数19

04

問題の解答と解説の正答は不一致である

参考になった数12