精神保健福祉士の過去問
第16回(平成25年度)
精神保健福祉に関する制度とサービス 問67

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問題

第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉に関する制度とサービス 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

「医療観察法」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 対象行為は、殺人、強盗、放火、強姦、強制わいせつの5つである。
  • 対象者は、起訴され判決が確定した者を除き、心神喪失で不起訴となった者である。
  • 目的は、対象者の医療及び保護である。
  • 通院医療では、精神保健参与員による精神保健観察が実施される。
  • 地域処遇の実施期間中でも、「精神保健福祉法」の措置入院になる場合がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.誤答。加えて傷害も含まれます。

2.誤答。心神耗弱者の行為は刑を軽減されたものも含まれます。

3.誤答。目的は社会復帰の促進になります。

4.誤答。社会復帰調整官が行います。

5.正答。その通り。

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02

正答【5】

1.誤答
医療観察法の対象行為は6つの重大な他害行為です。
重大な他害行為とは「殺人」「放火」「強盗」「強姦」「強制わいせつ」「傷害」をさします。

2.誤答
医療観察法では、心神喪失又は心神耗弱の状態で重大な他害行為を行い、不起訴処分となるか無罪等が確定した人が対象となります。

3.誤答
医療観察法の目的は、適切な医療を提供し社会復帰を促進することです。

4.誤答
通院医療では、保護観察所の社会復帰調整官による精神保健観察が地域の指定通院医療機関で原則3年実施されます。

5.正答
医療観察法による入院決定を受けて入院している場合は精神保健福祉法の入院等に関する規定は適用されません。

しかし、地域処遇を受けている期間中は原則として、医療観察法と精神保健福祉法の双方が適用されます。そのため、地域処遇中の期間では任意入院、医療保護入院、措置入院などの精神保健福祉法に基づく入院を行うことができます。

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03

正解は5です。
厚生労働省の「心神喪失等医療観察法」のサイトがわかりやすいです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/sinsin/gaiyo.html

各選択肢については、以下のとおりです。

1→傷害も含まれます。

2→心神喪失又は心神耗弱の状態で重大な他害行為を行い、不起訴処分となるか無罪等が確定したが対象です。

3→医療及び社会復帰の促進です。

4→保護観察所の社会復帰調整官が中心となり、関係各所と連携しながら観察が行われます。

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