精神保健福祉士の過去問
第16回(平成25年度)
精神保健福祉に関する制度とサービス 問66

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問題

第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉に関する制度とサービス 問66 (訂正依頼・報告はこちら)

更生保護施設と自立準備ホームに関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 全国の更生保護施設の設置状況 (平成22年10月1日時点) をみると、女子施設、男子施設がほぼ同じ割合で整備されている。
  • 更生保護施設とは、引受人がいないなどの理由で適切な居住地が見つからず、生活の場が確保できない人を保護するための施設で、厚生労働大臣が認可する。
  • 自立準備ホームとは、あらかじめ保護観察所に登録されたNPO法人、社会福祉法人などが、それぞれの特長をいかして、自立を促す施設である。
  • 民間の更生保護施設は宿泊施設の位置づけであり、社会生活技能訓練(SST)や酒害・薬害教育等の効果的な補導援護処遇は、精神科病院が担う。
  • 宿泊保護対象者は、更生保護施設、自立準備ホームのいずれか1つを選択することができる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。
更生保護施設と自立準備ホームの状況については、こちらの犯罪白書がわかりやすいです。
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/59/nfm/n_59_2_7_2_2_2.html#n_59_2_7_2_2_2_1
このURLは平成24年のものですが、受験される際に最新のものを見ておくといいと思います。

各選択肢については以下のとおりです。
1→上記URLにもありますが、男子施設が90、女子施設が7、男女施設が7となっています。圧倒的に女子施設が少ないです。

2→「厚生労働大臣」ではなく「法務大臣」です。更生保護事業法第10条にあります。

4→それぞれの更生施設ごとに様々なプログラムを取り入れています。

5→保護観察所の調整で決まるため、対象者が選ぶことはできません。

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02

1.誤答。男性用が約90パーセントになります。

2.誤答。更生保護施設を認可するのは法務省になります。

3.正答。その通り。

4.誤答。更生保護施設も補導援護処遇を行えます。

5.誤答。対象者へ選択権はありません。

参考になった数23

03

正答【3】

1.誤答
更生保護施設は全国に104施設設置されていますが、内訳は「男子施設90」「女子施設7」「男女施設7」とな圧倒的に男子施設の方が多いです。

2.誤答
更生保護施設は、法務大臣の認可を受けて運営している施設です。

3.正答
自立準備ホームは選択肢の説明通りです。

4.誤答
更生保護施設は、出所(院)後、帰る場所がない人の一時的に住むことができる施設です。
自立に向けた生活指導、酒害・薬害教育等の補導援護処遇、社会生活技能訓練(SST)なども行われます。

5.誤答
更生保護施設、自立準備ホームのどちらかを自ら選ぶことはできません。
保護観察所が対象者と受け入れ施設の状況とを総合的に判断した上で決定します。

更生保護施設と自立準備ホームについてはこちら
http://www.moj.go.jp/content/000095436.pdf

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