精神保健福祉士の過去問
第16回(平成25年度)
心理学理論と心理的支援 問89
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問題
第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 心理学理論と心理的支援 問89 (訂正依頼・報告はこちら)
レスポンデント(古典的)条件づけとオペラント(道具的)条件づけに関する次の記述のうち正しいものを1つ選びなさい。
- レモンを心の中でイメージしていると、次第に唾液が出てきた。これはオペラント条件づけである。
- 池のコイにエサを毎日与えていたら、池に近づいていくとコイが素早く寄ってくるようになった。これはレスポンデント条件づけである。
- イヌが前足を出そうとしたときに、その行動をほめていたら、「お手」をするようになった。これはオペラント条件づけである。
- プラナリアという原始的生物に、光を当てた後に電気ショックを与えていた。すると光を当てるだけで収縮するようになった。これはオペラント条件づけである。
- ボタンをつつくとエサの出る装置にハトを入れたら、ボタンを盛んにつつくようになった。これはレスポンデント条件づけである。
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この過去問の解説 (3件)
01
オペラント条件付けの目的は、随意的(自分の意志によって操作できる)な反応を対象として行動の生起頻度を増減させることです。
レスポンデント条件付けは、不随意的(自分の意志によって操作できない)な反応に対して快や不快を操作することが目的です。
1.誤答
レスポデント条件付です。
レモンが酸っぱいという刺激がレモンに条件づけされているので、レモンをイメージするだけでレモンを食べたように唾液が反応するようなります。
2.誤答
オペラント条件づけです。コイの行動がエサによって強化されたものです。
3.正答
オペラント条件づけです。イヌの行動が褒めることによって強化されたものです。
4.誤答
レスポンデント条件づけです。
原始生物が電気ショックという刺激の前に光を当てることが条件付けられることで光が当たるだけで、電気ショックを受けたように反応してしまうようになります。
5.誤答
オペラント条件づけです。ハトがボタンをつつくという行動がエサがでるという結果に強化されたものです。
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02
レスポンデント条件づけは、条件があってはじめて起こる反射です。オペラント条件づけは、ある行動をした結果、環境がどう変化したのかを体験することによって環境に適応していく行動です。
選択肢1はレスポンデント条件づけ。2,5はオペラント条件づけです。4は、条件づけに該当しません。
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03
2.誤答。これはオペラント条件付けです。
3.正答。その通り。
4.誤答。条件付けではありません。
5.誤答。これはオペラント条件付けです。
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