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精神保健福祉士の過去問 第17回(平成26年度) 精神保健福祉相談援助の基盤 問24

問題

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ソーシャルワークの専門性に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
   1 .
「ベヴァリッジ報告」(1942年)は、誕生して間もないソーシャルワークの専門性を認め、その後の理論的発展につなげた。
   2 .
「シーボーム報告」(1968年)は、ケアマネジメントの導入によりソーシャルワークの専門性向上を提言した。
   3 .
「ウルフェンデン報告」(1978年)は、公的サービス機関におけるソーシャルワーカーの専門性を整理し直し、その確立の必要性を提唱した。
   4 .
「バークレイ報告」(1982年)は、カウンセリングとソーシャルプランニングを統合した形でのコミュニティソーシャルワーク実践を提案した。
   5 .
「グリフィス報告」(1988年)は、障害者の個別の状況に応じたパーソナルアシスタンスの提供にソーシャルワーカーの新たな専門性があることを強調した。
( 第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉相談援助の基盤 問24 )
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この過去問の解説 (4件)

50
正解は4です。

1.ベヴァリッジ報告は、社会保障に関する報告です。ナショナルミニマムの保障を提言し、その後の福祉国家形成に大きな影響を与えました。ソーシャルワークの専門性とは関係ありません。

2.シーボーム報告は、地方自治体において別々に運営されていたサービスの再編成を提言しました。ケアマネジメントの導入の提言は、グリフィス報告です。

3.ウルフェンデン報告は、ボランタリー部門(民間組織)の役割についてまとめられたものです。公的サービス機関におけるソーシャルワーカーの専門性を整理し直したものではありません。

4.バークレイ報告は、カウンセリングとソーシャルプランニングを統合した形でのコミュニティソーシャルワーク実践を提案しました。

5.グリフィス報告は、ケアマネジメントの重要性や、コミュニティケア政策について提言を行い、1990年のNHSコミュニティケア法につながりました。

付箋メモを残すことが出来ます。
38

イギリスの地域福祉に関する報告書の歴史的な問題です。以下に時系列で大事な報告をコメントします。

1 .×

・「ベヴァリッジ報告」(1942年) ~ 国家が国民の生活を「ゆりかごから墓場まで」保証することを目指し、戦後の福祉国家体制の確立に寄与しました。

2 .×

・「シーボーム報告」(1968年) ~ 世界的な経済成長の影響もあり、福祉国家政策として、地方自治体などコミュニティを基盤としたサービスの再編を提起しました。

・「エイブス報告」(1969年) ~ 社会福祉のボランティアの役割についての報告書です。(おまけです) 

3 . ×

・「ウルフェンデン報告」(1978年)は、

公的サービス機関に限定されない多様なサービス提供主体の役割を提起しました。

4 . 〇

・「バークレイ報告」(1982年)は、

カウンセリングとソーシャルプランニングを統合した形でのコミュニティソーシャルワーク実践を提案した。「一般市民をパートナーとしてみなすことが出来るか、心の持ち方が重要」と述べています。

5 .

「グリフィス報告」(1988年)は、財政保障のしくみについて、地方自治体がコミュニティケアの財政責任を持ち、コミュニティケア計画の策定をすることなど提言し、契約制度や多元なサービス供給システムの導入などを提言しました。(NPOなど)

21
正解は、4です。

1、「ベヴァリッジ報告」とは、終戦後の社会保障に関する包括的かつ体系的な報告書のことです。

2、「シーボーム報告」とは、地方自治体においてバラバラに対応していたソーシャルワークの窓口の一括化を行って、地域のニーズに総合的に対応するソーシャルワーカーを配置することなどを提言したものになります。

3、「ウルフェルデン報告」とは、公的サービスの主要な役割を認めながら、多様な供給主体の独自の役割を認める「福祉多元主義」を打ち出した報告書です。

4、正解です。

5、「グリフィス報告」とは、財政難によるコミニュティワークの停滞を受け、施設入所財源を国から地方自治体への移行や市場原理の導入、利用者の選択を作り出すことが必要だという事を言及した報告になります。

15
正解は4です。
バークレイ報告では、ソーシャルワーカーの役割と任務について再検討をし、コミュニティ・ソーシャルワーカーの任務は、社会的ケア計画とカウンセリングの2つの活動であると提起しました。

その他の選択肢については以下のとおりです。

1…ベヴァリッジ報告は、終戦後の社会保障に関する包括的かつ体系的な報告書です。「ゆりかごから墓場まで」で有名ですね。

2…シーボーム報告は、これまでばらばらに提供されていた高齢者や障害者に対するサービスを指摘し、コミュニティや家族の状況を考慮して社会サービスを提供できるよう、各地方自治体の担当部局の再編成を提案したものです。

3…ウルフェンデン報告は、ボランティアと公的機関との関係を重視し、公的サービスの主要な役割を認めつつ、多様な供給主体の独自の役割を承認する「福祉多元主義」を打ち出した報告です。

5…グリフィス報告は、地方自治体によるコミュニティケア計画の策定や、サービス購入者・提供者の分離、様々なサービスの活用、ケアマネジメントの重要性など、コミュニティケアの指針を提示した報告です。

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