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精神保健福祉士の過去問 第17回(平成26年度) 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問44

問題

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ある朝、デイケアメンバーのMさん、Aさんの二人がスタッフルームを訪れ、「昨日、全体ミーティングの時、みんなで遊園地に行こうと提案したら、Bさんたちが遊びの計画はダメだと言った。僕たちの意見に賛成した人たちもBさんの迫力に負けたみたいで何も言えなかった。そんなミーティングだったら僕たちはもう出ません」とC精神保健福祉士に話した。C精神保健福祉士は、「そうでしたね。
昨日は時間の制約があって十分に意見交換ができませんでしたね。次回の全体ミーティングで、もう一度お二人の提案の趣旨を話し、その上でBさんたちの意見も聞いてみましょうよ」と話した。

次のうち、C精神保健福祉士が次回の全体ミーティングで用いるグループワークの原則として、適切なものを1つ選びなさい。
   1 .
参加の原則
   2 .
個別化の原則
   3 .
制限の原則
   4 .
葛藤解決の原則
   5 .
受容の原則
( 第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問44 )
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この過去問の解説 (3件)

31
正解は4です。

1.参加の原則は、メンバーの能力に応じて参加するように励まし、プログラムに最大限参加できるように支援していくことです。次回の全体ミーティングに向けて、MさんやAさんが参加しやすいように支援していくことは大切ですが、次回の全体ミーティングで用いる原則としては、葛藤解決の原則の方がより適切といえます。

2.個別化の原則は、メンバー一人ひとりを個別に理解し、個々に必要な支援を行っていくことです。ここでは個別のコミュニケーション上の問題として対応するのではなく、グループ全体に共通する問題と考えられるため、適切な解答であるとはいえません。

3.制限の原則は、メンバーが自他ともに危害を加えないよう保護していくことです。今の状況だけでは制限が必要とはいいきれず、適切な解答とはいえません。

4.葛藤解決の原則は、メンバー同士で解決策を見出していくよう支援を行うことです。次回の全体ミーティングで用いるグループワークの原則として最も適切です。

5.受容の原則は、メンバーの気持ちをありのままに受け止めることです。特に今回の話があった時点で必要な原則です。次回の全体ミーティングで用いる原則としては、葛藤解決の原則の方がより適切といえます。

付箋メモを残すことが出来ます。
11
コノプカのケースワークの14の法則に基づいて作られた設問です。
しかし、コノプカを知らなくても、メンバーが葛藤していることへの解決という判断はできます。
✕1 . 参加の原則 :「メンバーが各自の能力の段階に応じて参加するよう励まし,またその能力をさらに高めることができるよう援助すること」を示します。
✕2 . 個別化の原則:「グループ内での個別化 各個人の独自性、相違点を認識し,それにしたがって行動すること および、2.グループの個別化  多種多様のグループをそれぞれ独自のグループとして認識し,それにしたがって行動すること」を示します。
✕3 . 制限の原則:「制限を,各個人およびグループ全体の状況に対する診断的評価に基づいて,巧みに用いてゆく。利用者が自分や他人の生命を脅かしたり、関係を破壊する行動をとったりすることがないよう保護するための制限をする」ということです。
〇4 . 葛藤解決の原則:「メンバーが葛藤解決のためのよりよい方法を経験するように援助すること
メンバー自身の、またグループ内での葛藤に対して,メンバーが自分たちで解決できる方法を見出せるように導くこと。」を示します。
✕5 .受容の原則:「各個人をその個人独特の長所・短所とともに純粋に受け入れること」のことです。

9
G.コノプカによる、グループワークの14原則についての問題です。

1.×
 参加の原則とは、支援者がグループのメンバーへ参加しやすい雰囲気づくりや環境整備を行うことです。メンバーの一人ひとりがグルーブにとって欠かせない大切な一員であると思えるよう支援していくことが大切です。

2.×
 個別化の原則とは、人は一人の個人として認められるべきであり、利用者は「不特定多数の中の一人」としてではなく、独自性をもつ「特定の一人の人間」として対応されるべきであるという人間の権利に基づいた原則です。支援者は、クライエントを常にかけがえのない一人の人間として接しなければなりません。

3.×
 制限の原則とは、グループ内でのルールなどを設ける(制限する)ことで、メンバー自身や人間関係の保護を行うことです。各個人、グループ全体の状況に応じて用います。

4.○
 葛藤解決の原則とは、メンバーが葛藤解決のためにより良い方法を提示し支援していくことです。メンバー自身や、グループ内での葛藤について、メンバー主体となって自ら解決できる方法を見いだせるよう働きかけることを言います。

5.×
 受容の原則とは、クライエントをありのままに受け入れることです。支援者は、人としての尊厳と価値を尊重しつつ、生活歴や生活態度、行動、感情、問題の状況、その背景において批判することなく、まずそのままの全てを理解し、受け入れることが重要です。

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