精神保健福祉士の過去問
第17回(平成26年度)
現代社会と福祉 問106
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問題
第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 現代社会と福祉 問106 (訂正依頼・報告はこちら)
福祉サービスのニーズを充足するための資源に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい。
- 福祉サービスのニーズを充足するもののうち、資源と言えるのは、その価値が金銭に換算される場合である。
- 福祉サービスは、それにアクセスできなければ、ニーズを充足しない。
- インフォーマルな活動であっても、福祉サービスのニーズを充足するものは資源である。
- 普遍主義的な資源の配分においては、資力調査に基づいて福祉サービスの対象者を規定する。
- 福祉サービスのニーズを判定するには、専門職の裁量を排除しなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.福祉サービスのニーズを充足するもののうち、資源と言えるのは、その価値が金銭に換算される場合だけでなく、金銭に換算されない場合も含まれます。
2.福祉サービスは、アクセスしてはじめてニーズを充足できるといえます。
3.インフォーマルな活動であっても、福祉サービスのニーズを充足するものは資源といえます。
4.資力調査に基づいて福祉サービスの対象者を規定するのは選別主義です。
5.福祉サービスのニーズの判定には、専門職の裁量が必要なこともあります。
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02
○2 . 福祉サービスは、その情報を知らなかったり、実際にアクセスできなければ、ニーズを充足することができません。情報提供やサービスの窓口を十分に準備するべきです。
○3 . 町内会やボランティア組織など、インフォーマルな活動であっても、福祉サービスのニーズを充足するものは、資源です。
×4 . 普遍主義的な資源の配分においては、すべての対象者に福祉サービスを提供します。
資力調査に基づいて福祉サービスの対象者を規定するのは、選別主義的な資源配分の方法です。
×5 . 福祉サービスのニーズを判定するには、専門職の裁量も必要な時があります。
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03
2 福祉サービスが存在していても、それにアクセスできなければ、ニーズを満たすことはできません。
3 フォーマルな活動もインフォーマルな活動も、資源は福祉サービスのニーズを充足するものです。
1 福祉サービスのニーズを充足する資源には、金銭によって表示されるものだけでなく、従事者数や施設数などの現物によって表示されるものもあります。
4 普遍主義的な資源の配分は、対象者を一点に絞ることなく、平等に行われます。資力調査に基づいて、福祉サービスの対象者を規定することは選別主義的な方法です。
5 福祉サービスのニーズを判定するには、専門職の意見が必要な場面もあります。ブラッドショーのニードの分類にはノーマティブニードという価値基準や、科学的判断に基づいて示す専門職者が判断するニーズも必要だとされています。
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