精神保健福祉士の過去問
第17回(平成26年度)
現代社会と福祉 問109

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問題

第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 現代社会と福祉 問109 (訂正依頼・報告はこちら)

福祉サービスの評価に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • プロセス評価は、プログラムが適切な手順や方法で実施されたかどうかに着目して行われる。
  • 評価において、サービス利用者の主観は排除すべきものである。
  • 事業が、サービスの量や結果にかかわらず、以前よりも少ない費用で実施されるとき、その事業は効率的と評価できる。
  • パブリックコメントとは、地方自治体が自らの実施した福祉サービスの評価結果を公表する制度である。
  • 第三者評価制度は、法令に定められた福祉サービスの運営基準が遵守されているかを確認するための仕組みである。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.プロセス評価は過程を評価するものです。プログラムが適切な手順や方法で実施されたかどうかに着目して行われます。

2.評価では、アンケートなどサービス利用者の主観も含めて行う必要があります。排除すべきものではありません。

3.事業が効率的かどうかは、サービスの量や結果と、費用の兼ね合いで決まります。例えば事業が以前の半分の費用で実施されても、サービスの量が1/4になってしまえば効率的とはいえません。

4.パブリックコメントとは、行政機関が政令や省令などを定める際に、国民から意見を募集する手続きです。

5.第三者評価制度は、福祉サービスの運営基準ではなく福祉サービスそのものを、客観的な視点で評価するものです。

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02

○1 . プロセス評価は、人事考課の手法の一つであり、仕事の遂行度や目標達成度など科された業績の成果のみを評価要素として見るのではなく、プログラムが適切な手順や方法で実施されたかどうかに着目して行われると言って良いでしょう。

×2 . 利用者の満足度のようなサービス利用者の主観的な評価も重要として扱われます。

×3 . 事業が、以前よりも少ない費用で実施されたとしても、サービスの量や結果が良くなければ、その事業は必ずしも効率的とは評価することができないでしょう。

×4 . パブリックコメントとは、地方自治体が一般の国民や市民に対して、政策案を示し、その評価意見を募集するものです。サービスを提供し終わった福祉サービスの評価結果を公表する制度ではありません。

×5 . 第三者評価制度は、法令に定められた福祉サービスの運営基準が遵守されているかを確認するだけのものではありません。「福祉サービスの基本方針と組織」、「組織の運営管理」、「適切な福祉サービスの実施」の3つの視点が評価対象となっています。

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03

正解は1になります。
プロセス評価は、基準を実施の「過程」に置き、手順や方法、技術などが適切であるかどうかに着目します。

2 福祉サービスの評価においては、客観的な視点とともにサービス利用者の主観的な視点も必要となります。

3 事業が、以前よりも少ない費用で実施されたとしても、サービスの量や結果が下がってしまう場合、その事業は効率的であるとは評価できません。

4 パブリックコメントとは、計画について利害関係のある者に案を提示し、その案に対する意見を集める方法です。

5 第三者評価制度とは、運営基準が守られているかどうかを評価するものではなく、福祉サービスについて評価を行い、結果を公表するものです。この仕組みにより、サービスの質を保ったり、利用者がサービスを選択する際の情報として、利用できるようになっています。

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