精神保健福祉士の過去問
第17回(平成26年度)
現代社会と福祉 問111

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問題

第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 現代社会と福祉 問111 (訂正依頼・報告はこちら)

福祉と就労の関連をめぐる政策に関して、次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • ベーシックインカムは、所得保障と並列して、就労促進のための職業訓練と社会サービスを提供する政策である。
  • アクティベーションは、公的扶助の受給条件として就労や職業訓練などの活動を義務づける政策である。
  • ワークフェアは、就労と福祉を切り離し、すべての人に最低所得を保障する政策である。
  • ワーク・ライフ・バランスは、マイノリティの雇用率を高めるための福祉政策である。
  • フレキシキュリティは、柔軟な労働市場と失業保障の充実を両立させる政策である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

1.ベーシックインカムとは、就労と福祉を切り離し、すべての人に最低所得を保障する政策です。

2.アクティベーションとは、所得保障と並列して、就労促進のための職業訓練と社会サービスを提供する政策です。

3.ワークフェアとは、公的扶助の受給条件として就労や職業訓練などの活動を義務づける政策です。

4.ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と日常生活それぞれが充実できるような働き方をいいます。

5.フレキシキュリティは、フレキシビリティとセキュリティを組み合わせた言葉で、柔軟な労働市場と失業保障の充実を両立させる政策です。

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02

正解は5になります。
フレキシキュリティとは、雇用の柔軟性を担保しながら、所得保障も充実させるという政策です。

1 ベーシックインカムとは、就労と福祉の関連を考えず、すべての人に最低所得を保障する政策です。選択肢は「アクティベーション」の説明です。

2 アクティベーションとは、職業訓練や社会サービスなどの公的サービスを拡充させて、就労を支援し、所得保障へ結びつけようとする政策です。選択肢は「ワークフェア」の説明です。

3 ワークフェアとは、就労の拡大を福祉の目的におき、公的扶助の受給条件として、就労や職業訓練などの活動を義務づける政策です。選択肢は、「ベーシックインカム」の説明です。

4 ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と生活が調和し、自分の希望するバランスで生活を送ることができる社会を実現する政策です。

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03

×1 . ベーシックインカムは、所得保障と雇用を連関させず、すべての人に最低所得を保障する政策です。

×2 . アクティベーションは、所得保障と雇用を連関させる考え方です。公的扶助の受給条件として就労や職業訓練などの活動を義務づけるほどではありません。

×3 . ワークフェアは、政府の支出は可能な限り小さくするものの、所得保障と雇用を連関させる考え方です。就労と福祉を切り離し、すべての人に最低所得を保障する政策は、ベーシックインカムです。

×4 . ワーク・ライフ・バランスは、「仕事と生活の調和」を意味するものです。

○5 . フレキシキュリティは、柔軟な労働市場と失業保障の充実を両立させる政策です。

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