精神保健福祉士の過去問
第17回(平成26年度)
保健医療サービス 問151
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問題
第17回(平成26年度) 精神保健福祉士国家試験 保健医療サービス 問151 (訂正依頼・報告はこちら)
「平成23年度国民医療費の概況」(厚生労働省)に基づく次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 国民医療費は38兆円を超えているが、前年度に比べて増加しているわけではない。
- 国民医療費の国内総生産(GDP)に対する比率は、10%を超えている。
- 国民医療費を財源別にみると、事業主及び被保険者による保険料負担が全体の60%以上を占めている。
- 国民医療費の医科診療医療費を傷病分類別にみると、「新生物」が最も多い。
- 国民医療費を年齢階級別にみると、「75歳以上」が全体の約3分の1を占めている。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.平成23年度の国民医療費は38兆円を超えており、前年度に比べて3.1%増加しています。その後も増加を続け、平成27年度には42兆円を超えています。
2.平成23年度の国民医療費の国内総生産(GDP)に対する比率は8.15%で、10%を超えていません。その後、平成27年度にかけても10%を超えた年はありません。
3.平成23年度の財源別の国民医療費について、保険料の割合は48.6%です。平成27年度についても48.8%と60%を下回っています。
4.平成23年度の医科診療医療費を傷病分類別にみると、「循環器系の疾患」が最も多くなっています。平成27年度も同じ傾向です。
5.平成23年度の国民医療費を年齢階級別にみると、「75歳以上」が34.0%と全体の約3分の1を占めてます。平成27年度についても35.8%と同じ傾向です。
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02
国民医療費は38兆5,850億円、前年度の37兆4,202億円に比べ1兆1,648億円、3.1%の増加となっています。
2.×
国民医療費の国内総生産(GDP)に対する比率は8.15%です。
3.×
国民医療費を財源別にみると、事業主は20.2%、被保険者は28.4%であり、保険料負担が全体の48.6%です。
4.×
国民医療費の医科診療医療費を主傷病による傷病分類別にみると、「循環器系の疾患」5兆7,926億円(構成割合20.8%)が最も多く、次いで「新生物」3兆6,381億円(同13.1%)となっています。
5.○
国民医療費を年齢階級別にみると、75歳以上が13兆1,226億円(構成割合34.0%)となっており、全体の約3分の1を占めています。
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03
1.日本の医療費は毎年右肩上がりに増加しており、38兆円をゆうに超えていますので、医療費の抑制や国民の健康を維持するため、国を挙げて取り組みがされています。
2.国民医療費の国内総生産に対する比率は、10%を超えています。
3.国民医療費を財源別にみると、全体の約半分、50%近くが保険料と言われています。
4.医科診療医療費の傷病分類別で多い順は、循環器疾患、新生物、呼吸器疾患となっています。
5.国民医療費を年齢階級別にみると、年齢を重ねる程疾病になる確率が高くなり、75歳以上の割合は、全体の3分の1を占めています。
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