精神保健福祉士の過去問
第18回(平成27年度)
精神疾患とその治療 問1
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問題
第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、精神科病院の廃止を訴え、法律第180号の制定運動に関わった人物として、正しいものを1つ選びなさい。
- ブロイラー(Bleuler, E.)
- クラーク(Clark, D.)
- ピネル(Pinel, P.)
- バザーリア(Basaglia, F.)
- ジョーンズ(Jones, M.)
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この過去問の解説 (4件)
01
バザーリア(Basaglia.F.)は、イタリアの精神科医で、精神科病院を廃止して地域での医療体制を創設する事に尽力しました。1978年に制定された「法律第180号」はバザーリアにちなんで、「バザーリア法」とも呼ばれます。この法律の制定により、地域単位の取り組みが整備されて行きました。
ブロイラー(Bleuler.E.)は、精神分裂病(現在は統合失調症と呼ばれています)の提唱者です。
クラーク(Clark.D.)は、1968年にWHOから派遣されて来日し、日本への地域精神医療の推進のための「クラーク勧告」を行いました。
ピネル(Pinel.P.)は18世紀、フランスの病院で犯罪者のようにひどい扱いを受けていた精神障害者を解放し、病人として扱いました。
ジヨーンズ(Jones.M.)は、精神科病院内の全ての資源を治療の手段として捉え、治療共同体を作り上げる事を提唱しました。
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02
1.ブロイラーは、精神分裂病(現在の統合失調症)を提唱した人です。
2.クラークは、1968年に日本政府に対して、地域精神衛生を推進するためのクラーク勧告を出した人です。
3.ピネルは、フランスで精神障害者を鎖から解放し、病人として扱った人です。
4.バザーリアは、精神科病院の廃止を訴え、イタリアの法律第180号の制定運動に関わった人物です。
5.ジョーンズは、治療共同体を提唱した人です。
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03
1. ブロイラーはスイスの精神医学者で、スキゾフレニア=精神分裂病(現在は統合失調症)と名付けました。
2.クラークは、WHO精神衛生顧問で日本視察報告(クラーク勧告)を提出しました。
3.ピネルは精神科医で、パリの精神病院で精神障がい者を鎖から解放しました。
4.バザーリアは精神科医で、精神病院をなくすための運動を展開した。180号法=バザーリア法が成立し、イタリア国内の精神科病院が廃止となった。
5.ジョーンズはイギリスの精神科医で、治療共同体を提唱しました。参加型で管理的ではない環境を治療として用いる方法です。
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04
ブロイラー(Bleuler,E.)は、早発性痴呆に代わって精神分裂病(現在は統合失調症に改称)を提唱しました。
2.×
クラーク(Clark,D.)は、日本における地域精神衛生のために、WHO(精神保健機関)へ「クラーク勧告」を出した人です。
3.×
ピネル(Pinel,P.)は、フランスの精神科医で、精神障害者を人として位置付けようとする近代精神医療の成立の大きな転機をつくった人です。
4.○
バザーリア(Basaglia,F.)は、精神科病院の廃止を訴え、法律第180号の制定運動に関わった人です。
イタリアは1978年、法律第180号(いわゆる「バーザリア法」)によって、世界初で最初に精神科病院の建設と精神科病院への入院を禁止した国です。
5.×
ジョーンズ(Jones, M.)は、イギリスの精神科医で、1946(昭和21)年にメインによって紹介された「治療共同体」という概念を臨床的・論理的に展開しました。
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