精神保健福祉士の過去問
第18回(平成27年度)
社会理論と社会システム 問98

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問題

第18回(平成27年度) 精神保健福祉士国家試験 社会理論と社会システム 問98 (訂正依頼・報告はこちら)

日本の人口動向に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 少子化は、合計特殊出生率が人口置換水準を長期的に上回る状態をいう。
  • 1966年(昭和41年)には、乳児死亡率(出生千対)が10を下回った。
  • 2013年(平成25年)の平均寿命は、男女とも85歳を上回っている。
  • 全人口に占める65歳以上人口の割合は、2013年(平成25年)には20%を超えている。
  • 全人口に占める65歳以上人口の割合が7%から14%に上昇するのに、40年以上を要している。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は4です。

1.少子化は、合計特殊出生率が人口置換水準を長期的に下回る状態をいいます。

2.乳児死亡率(出生千対)が10を下回ったのは、1976年(昭和51年)です。

3.2013年(平成25年)の平均寿命は、男性が85歳を上回っていません。

4.全人口に占める65歳以上人口の割合は、2013年(平成25年)に20%を超えています。

5.全人口に占める65歳以上人口の割合が7%から14%に上昇するのに、24年しか要していません。

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02

正解は4です。

1:少子化とは、合計特殊出生率が人口置換水準を長期的に下回る状態をいいます。よって誤りです。
※合計特殊出生率とは、一人の女性が出産可能とされる15歳から49歳までに産むと見込まれる子供の数の平均値です。
※人口置換水準とは人口が増加も減少もしない均衡した状態となるのに要する合計特殊出生率です。

2:1996年の乳児死亡率は19.3で10を下回っていませんので誤りです。
乳児死亡率とは、生後1歳未満で死亡した乳児の死亡率です。出生1000人に対する数値で示します。

3:2013年の平均寿命は、男性80.21歳、女性86.61歳で、男性は85歳を上回っていませんので誤りです。
平均寿命とは0歳児があと何年生きられるかという指標です。

4:全人口に占める65歳以上人口の割合は、2013年(平成25年)には、25%で20%を超えていますので正解です。
2013年の65歳以上の人口は、男性1369万人、女性1818万人、男女あわせて3186万人となり過去最高となっています。

5:全人口に占める65歳以上人口の割合が7%から14%に上昇するのに、40年以上を要していませので誤りです。
全人口に占める65歳以上人口の割合は、1970年に7.1%になると25年後の1995年には14.6%となっています。

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03

1. 少子化とは合計特殊出生率が人口置換水準を下回ることを指す。したがって子どもの数が減少し、総人口のうち子供の人口の割合が低くなる状態のことを言う。

2. 乳児死亡率は1000人当たりの死亡率を示すものを言う。1966年は丙午の年であったため、迷信により一時的に減少した。乳児死亡率が10人を割ったのは1976年である。

3. 2013年の平均寿命は男性が80.21、女性が86.61である。

4. 平成25年の時点で、高齢者人口は3186万人であり、過去最多となっている。総人口に占める割合も25.0%で過去最高であり、20%を上回っている。

5. 1970年には65歳以上の割合が7.1%に対し、1995年の時点で14.6%になっている。従って、40年も要していない。

この問題は人口の推移と年代、時代背景を把握しておく必要があります。
答えは、4。

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04

正解は4です。

1、少子化は、合計特殊出生率が、人口置換水準を下回る状態を指します。

2、乳児死亡率は、母子手帳の普及により漸減していき、1975年に10.0となり、以後も漸減しています。2017年現在0.9となっています。

3、2013年の平均寿命は、男性80.21歳、女性86.61歳で、男性は85歳を上回っていません。

4、65歳以上人口の割合は3097万人で、全人口の24.1%にあたります。

5、日本では、65歳以上人口の割合が1970年に7%になり、1994年に14%に達しました。その期間は24年であり、高齢化率が急速に進んでいます。

以上のことから、正解は4です。

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