精神保健福祉士の過去問
第19回(平成28年度)
精神疾患とその治療 問2
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問題
第19回(平成28年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
脳や神経に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 小脳には橋と延髄が含まれる。
- 脊髄は末梢神経系に含まれる。
- 視床下部は平衡機能をつかさどる。
- 視床は自律神経系の統合中枢である。
- 末梢神経系には体性神経系と自律神経系がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.橋と延髄が含まれるのは脳幹です。小脳ではありません。
2.脊髄は中枢神経系に含まれます。
3.平衡機能をつかさどるのは小脳です。視床下部は、体温、摂食、情動などをつかさどる自律神経系の統合中枢です。
4.自律神経系の統合中枢は視床下部です。視床は嗅覚以外の感覚を大脳新皮質を中継します。
5.末梢神経系には体性神経系と自律神経系があります。
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02
「中枢」神経系は脳と脊髄に分かれ、「末梢」神経系は体性神経系と自律神経系に分かれています。
1 中脳、橋、延髄からなるのは「脳幹」です。脳幹部には神経細胞が網のように張り巡らされている「網様体」があり、生命の維持に必要な呼吸や心臓の中枢が存在しています。
2 最初に記載した通り、脊髄は「中枢神経系」に含まれます。
3 視床下部は体温、情動などの自律神経系の総合的な中枢です。小脳は筋肉の運動や筋肉の緊張などを調整しており、運動機能や平衡機能に関わっています。
4 視床は感覚の中継、統合の中枢としての役割を持っています。
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03
1、橋や延髄を含むのは、脳幹です。脳幹には延髄、橋のほか中脳が含まれます。
2、脊髄は、末梢神経ではなく、中枢神経にあたります。
3、視床下部は、間脳にあり、交感神経や副交感神経といった自律神経の調節、および、内分泌機能の調節をしています。
小脳は、平衡機能や運動機能をつかさどっています。
4、視床は、感覚入力を大脳新皮質に中継する役割を担っています。
自律神経の統合中枢は視床下部が担っています。
5、末梢神経系は、中枢神経系以外のものを指し、
知覚や運動をつかさどる体性神経系と、脳などの自動的制御にかかわる自律神経系に分類されます。
以上から、正解は5です。
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